「右手の感覚がない... 解決策を探さないと」

ホームグランプリ終了後、右前腕に問題を抱えていることを告白。近日中に精密検査

クリプトデータ・RNF・チームラウール・フェルナンデェスは、ホームグランプリとなった第4戦スペインGPの『TISSOT Sprint(ティソ・スプリント)』で6列目17番グリッドから11.5秒差の14位、決勝レースは36.3秒差の15位でチェッカーフラッグを受けて1ポイントを稼いだ。

プレミアクラス2年目は、KTMからアプリリアに乗り換え、開幕戦ポルトガルGPは11位と転倒、第2戦アルゼンチンGPは14位と14位、第3戦アメリカズGPは15位と技術的問題でリタイア。

「ヘルスセンターから戻って来たところ。言葉がない。今回も右前腕に問題が発生してしまった。4ラップ目には感覚がなくなり、ブレーキもハンドルも操作できなくなってしまった。バイクを止めることができない。これではバイクを走らせることは不可能だから、医師たちに診てもらった。バイクは乗る度に良くなり、ミディアムタイヤを履いたペースは信じられないほどだったけど、また前腕の問題で出てしまった。チームに謝る言葉がない。解決策を探しているところ。何をすべきか確認しよう。」

「中量級に参戦していた2年前に、右前腕の問題が発生したけど、腕上がりの症状ではないと診断され、昨年は何も問題がなかった。今年はトレーニング手段を変更し、フィジカル面の強度を高めた。ハッキリしているのは、序盤4戦で3戦に問題があったこと。チームの仕事を台無しにしてしまったこと。前腕が痛い。チームは100%を尽くしてくれるけど、僕は100%で走れない。」

「医師たちは手術をする前に『MRI(核磁気共鳴画像法)』で検査し、問題の解決を見つけたいと考えている。超音波検査を受けた。右前腕と左前腕の状態が異なるようだ。一刻も早く解決策を見つけたい。今日はアプリリアとファンのために、途中でレースを止めなかった」と右前腕に問題を抱えていることを明かし、近日中に精密検査を受けることを説明。

序盤4戦を終えて3ポイントを稼ぎ、総合23位に位置するクラス最年少22歳のスペイン人ライダー、ラウール・フェルナンデェスは、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトに延滞して、オフィシャルテストに参加。71ラップを周回して11番手だった。

 

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