ドゥカティ・コルセのスポーティングディレクター、パオロ・チャバッティは、第5戦フランスGPの2日目に国際中継のピットレーンインタビューに応え、注目されているホルヘ・マルティンの将来に関して状況を説明。『TISSOT Sprint(ティソ・スプリント)』で優勝を挙げ、決勝レースで2位を獲得したスペイン人ライダーを引き留める意向を明言した。
「正直なところ、将来については何も決まっていません。残念なことに、エネア・バスティアニーニは数戦に参戦できませんでしたが、当然のことながら、我々は全てのライダーたちを維持することを望みます。」
「グレシーニ・レーシングとVR46・レーシング・チームに所属するライダーたちは、チームと契約を結び、我々はペッコ、エネア、ヨハン、マルティンと契約を締結しています。我々は全員に満足していますが、エネアと転倒の問題に関しては、明らかに全てが遅れていることから、(将来の計画を検討するには)少し時期が早いです。」
「確かに、我々は契約上のオプションがあり、彼が残留することを望みます。最も速いヤングライダーの1人であり、現時点で、残念ながら、ヤマハはチャンピオンシップに勝つバイクがないように思われますが、これが現状です。来年については分かりませんが、現時点で、彼は勝てるバイクに乗っています。勝つことを望むことから、残りたいと思います。」
総合7位から32ポイントを稼いで総合4位に浮上したホルヘ・マルティンは、シーズン開幕前のチーム発表会の際に「全てに対してオープン」と語っていたが、シーズン5戦目の開幕前に「来年はプラマック・レーシングに所属するつもり。2年契約を結んでいる」と残留の意向を示した。
一方で、注目しているライダーについては、「ペドロ・アコスタは『Moto3™』時代から最も有望な1人であり、KTMと繋がりがあることを知っています。それは理解できることです。」
「トニー・アルボリーノも良い仕事をしています。見ましょう。少し早すぎます。来年のことを考えるには、あと数戦必要です」と説明した。