レッドブル・KTM・テック3は、8月4日にマーベリック・ビニャーレスが今週末にシルバーストン・サーキットで開催される第12戦イギリスGPを欠場すると発表。KTMのテストライダー、ポル・エスパルガロを代役として指名した。
昨年7月の第11戦ドイツGP公式予選2でハイサイドから転倒した際に左肩を脱臼骨折したマーベリック・ビニャーレスは、第12戦チェコGPから8戦に欠場。今年3月の第2戦ブラジルGP後に左肩の痛みを訴え、第3戦アメリカGP前にオースティン市内の病院で検査を受けたところ、埋め込まれていたネジが外れていたことが判明。昨年手術を受けたイタリア・モデナ市内の病院を再度訪れ、ネジを除去する手術を受けたことから3戦に欠場。
復帰した第6戦カタルーニャGP以降、パフォーマンスが向上せず、サマーブレイクを利用して回復に専念すると、レッドブル・アスリート・パフォーマンス・センターを訪れた際に回復が思うようにはかどらない原因を突き止めることができ、しっかり治す目的で欠場することになった。
「夏休み中、左腕の外旋筋力がなかなか回復しない原因を探っていた。内旋筋力はここ数か月で著しく回復したけど、その後の検査で、棘上筋は完全に治癒しているものの、小さな断裂があることが判明。これは先週まで気づかなかった。現在、最適な回復計画に取り組んでいる。」
「シーズンの後半戦が始まるので、これはあまり良いニュースではない。どれくらいかかるのか分からないけど、これまでと同じように全力で回復に努める」と欠場の理由を説明。
昨年11月の第21戦ポルトガルGP以来今季初参戦となるポル・エスパルガロは、「複雑な気持ち。悲しい気持ちがある。ライダーが怪我で出られない状況、それがマーベリック・ビニャーレスとなると、このような形でバイクに乗るのは決して気持ちの良いものではない。本当に残念。」
「その一方で、僕の血にはレースが流れている。人生を通じて、ずっとレースに打ち込んできたから、恋しくてたまらない。これは僕にとって素晴らしい機会。長くテック3に所属していたから、家族の一員だと感じる。このガレージに戻るといつも安心感を覚える。」
「新しいプロジェクトのためのテストに取り組んできたから、しばらく『1000cc』に乗っていなかったので、再び慣れるには少し時間がかかるけど、数回のセッション後には準備が整うはず。レースが楽しみ。テック3に良い結果を残せるように全力を尽くす」と9か月ぶりの参戦に期待。
チームマネージャーのニコラス・ゴヨンは、「夏休み明けに、このようなニュースを伝えなければいけないのは残念です。チーム一同、マーベリック・ビニャーレスのことを大変残念に思いますが、ポル・エスパルガロはファミリーの一員であり、このような状況下では、間違いなく最適な代役です。」
「マーベリックの一日も早い回復を祈るとともに、次のアラゴンでの再びバイクに乗っている姿を見られることを願っています」と、8月末の第13戦アラゴンGPで復帰することを待望した。