レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは、第8戦TTアッセンのフリー走行で16番手。2戦連続3度目の公式予選1でエネア・バスティアニーニに追突して週末2度目、今季14度目の転倒を喫して7番手。
ティソ・スプリントは、17番グリッドから1ラップ目に11番手まで浮上したが19.916秒差の17位で完走した。
「今日は無理しなかった。何が起こったかというと、僕にとっては濡れているところに雨が降ったようだった。不運な転倒。このような状況は何千回と遭遇した。過去にも起こったし、未来も起こるだろう。今日起きてしまったことは偶然であり、身体を強く打って、肋骨をさらに痛めてしまった。」
「多くの場合、恐怖を体験する。土壇場で避けることもあれば、衝突してしまうこともある。ピットレーンで起きてしまうことが多い。まあ、普通はスロットを開けるところだから。2人とも、あそこで止まった。なぜなら、速いライダーが来ることに備えていたことに加え、もっと遅いライダーもそこにいたから。誰の邪魔にもならないように気をつけていたけど、丁度、振り返ったときに、エネアがスロットを閉じたところだった。見えなかった。公道でもそうだけど、後方から追突する者が悪いから、僕が責任を負わなければいけない。セッションが終わった後、彼に会うためにモーターホームを訪れて謝った。僕のミス。」
「自信をもう一度掴むために、スプリントに参加することを決断した。フロント、リア共にソフトタイヤを選択した。これは自信を得る手段であり、良いスタートが切れ、1ラップ目の多くのポジションを挽回することができた。そこから少し落ち着いて、自分のペースを見つけ、自分自身に集中し完走した。それが重要だった。明日も完走することが目標。」
「怪我のことはさておき、精神的なレベルでは、キャリアにおいて最も厳しい時期。屈してしまうのは簡単だけど、決して容易い道は選ばない。今は働き、努力し、犠牲を払い続けるとき。明日もレースを終えよう。その後は、1週間半ほどビーチで過ごし、落ち着いて反省しよう。」
「自分のために走る。今週末は自分のために走る。それはコンマ5秒の問題。1ラップあたりコンマ5秒ほど遅く走っていても問題は同じ。それほど多くのリスクを冒さないということ。良いスタートを切ったけど、そこは自分の位置ではないことが分かったから、スペースを開けて、追い越しをさせ、快適に走れる小さなグループを見つけて、そこで一緒に走った。」
「結局のところ、みんなのために走る。チームのために走る。僕はチームのため、プロジェクトを改善するために走ったけど、ライダーはチームを先導しなければいけない。『バイクには幾つかの欠点があるけど、今週末は僕も準備ができていない』と伝えた。バイクも僕自身も最大のパフォーマンスを発揮できない。『今週末のデータには気をつけて。乗るべき手段で乗れていないから』と伝えた。」
「今週末は悪い感情が限界に達しているだけでなく、身体的にも走るのは簡単ではない。肋骨が折れた状態で走ったことがないから、注意している。呼吸する度に腕を上手く動かすことができず、保護モードになっているため、肩甲骨に大きな負担がかかっているから、思うように走ることができない」と2日目を振り返り、精神的にも身体的も厳しい状態であることを打ち明けた。
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— Marc Márquez (@marcmarquez93) June 24, 2023