ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケスは、第9戦チェコGPのグランプリレースで2列目4番グリッドから1ラップ目3番手、2ラップ目に小椋藍を抜いて2番手、16ラップ目にフランチェスコ・バグナイアを抜いて1番手に浮上。
小椋藍の追い上げをコンマ4秒差で守り抜き、今季初優勝を挙げた2週間前の第8戦ハンガリーGPに続き今季2勝目、クレジット・アウトドローム・ブルノで2013年、2017年、2019年、2025年に続き2戦連続5勝目、プレミアクラスで75勝目を挙げた。
「これは全くの予想外。週末の展開や昨日のレースを見て、スプリントのように表彰台は可能性かもしれないと思っていたけど、それはあくまでも楽観的なシナリオだった。追い越しが難しいと分かっていたから、最初の数ラップは攻めた。そのおかげで、ペッコの後ろに位置することができた。週末を通して幾つかのことを学び、その1つは、常に地に足をつけて、粘り強く走り続けなければいけないということ。」
「最後は長く感じたけど、何とか持ちこたえることができた。本当に苦しかった。バイクの状態は良かったけど、完全に体力を消耗しきっていた。この勝利は非常に重要。特に右回りトラックだからなおさら。これは目指していたもの。」
レースマネジメント
「ペッコを追い抜く手段も、小椋のアタックを防ぐ手段も全く分からなかった。小椋が終盤に非常に速いことは分かっていたし、自分がリアタイヤをかなり使っていることにも気づいていた。誰かの後ろにつくと、思い通りにブレーキをかけることができず、加速もスリップも早くなってしまうから、終盤では本来とは異なる手段でリアタイヤを使っていた。」
「2人のことを心配していたけど、ペッコに対しては3回のアタックを仕掛けた。1回目はレースの早い段階、2回目はレース中盤、3回目はレース終盤。フロントタイヤに風を当てつつ、同時に小椋のアタックを防がなければいけなかったから、まさに綱渡りのような状況だった。
40ポイント差
「一か月半前はタイトル争いから完全に脱落していた。102ポイント差。入院していて、2戦に欠場した。それが今では40ポイント差まで縮まった。どうなったのか分からないけど、僕たちはプレイに参加している。」
「僕は現実主義。オランダでは忍耐強くならなければいけない。アッセンは体調が万全でも苦戦するトラックだから。天気予報を見たところ、雨は降らないようだから、歯を食いしばって、耐え抜き、サマーブレイク明けに体調が戻るかどうか見てみよう。」
「チャンピオンシップは非常に長く、様々なことが起こり得る。9戦が終了したけど、まだ半分以上が残っている。ウェットレースもあれば、バラトンパークのようにレース中にアクシデントも起こるかもしれない。僕たちは勢いを維持するように努めなければいけない。手術から復帰して以来、この考え方で上手くやっているから、これからもこの考え方を貫く。」
「高揚感は大きいけど、地に足をつけなければいけない。オランダは新しいレース。どれだけできるか見てみよう。ドイツでは25ポイントを目指して戦いたいけど、まずはオランダ。」
右肩と右足の手術から復帰した第7戦イタリアGPが終了した時点で、ポイントリーダーから102ポイント差にギャップを広がっていたが、第8戦ハンガリーGPで37ポイント、第9戦チェコGPで32ポイントを稼ぎ、40ポイント差の総合4位に浮上したマルク・マルケスはオランダに移動。1年前に4番グリッドからダブルウィンを達成したTT・サーキット・アッセンに挑む。