プレミアクラスは、2月1日から3日間、第20戦マレーシアGPの開催地ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットでシェイクダウンテストを開始。路面温度が56度まで上昇したドライコンディションの中、各メーカーのテストライダーとクラス初参戦のルーキーライダーがテストプログラムを始めた。
ホンダ
1月24日から2日間、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトでプライベートテストを実施したステファン・ブラドルは、他のメーカーよりも一足先に始動したバイクを持ち込み、トラックキャラクターが異なる当地で走行を開始。リアテールユニットに搭載された新しいエアロボディも検証し、59ラップを周回すれば、新加入のルカ・マリーニがレプソル・ホンダ・チームのユニフォーム姿で現れ、テストを見学。
ヤマハ
昨年の第14戦日本GPでワイルドカード参戦した際に、2024年を視野に入れて開発を進めていた『YZR-M1』を駆けたカル・クラッチローは3機に乗り込んでテストプログラムを開始。48ラップを周回。
ドゥカティ
昨年5月に2026年末までの契約を延長した後、10月に競争力とスピードを維持するために参戦したイタリア選手権の最終戦イモラ大会で転倒した際に左足首を骨折したミケーレ・ピロは万全な体調でトラックに飛び出し、56ラップを周回。エアロダイナミクスを中心としたテストを開始。
KTM
先陣を切って走行を開始したダニ・ペドロサはブラッド・ビンダー機、テストライダーに就任したポル・エスパルガロがジャック・ミラー機を試乗。新しい形状のフェアリングやエアロボディを検証すれば、ペドロ・アコスタはカーボン製とスチール製のシャーシが搭載された2機に乗り込んだ。ガスガス機には新しいフロント・マッドガードが搭載された。
アプリリア
2月6日からのオフィシャルテストでレギュラーライダーたちが使用するバイクを含め5機に乗り込んだロレンソォ・サバドーリは、最多67ラップを周回して初期起動を確認。新たな空力の改良が加わったリアテールユニットを試した。
リザルト
1日目は、ダニ・ペドロサが52ラップを周回して1番時計を記録。ペドロ・アコスタは45ラップを周回して0.152秒差の2番手だった。
1 | Dani Pedrosa (Red Bull KTM Factory Racing) | 1:59.233 |
2 | Pedro Acosta (Red Bull GASGAS Tech3) | + 0.152 |
3 | Pol Espargaro (Red Bull KTM Factory Racing) | + 0.182 |
4 | Stefan Bradl (HRC Test Team) | + 0.627 |
5 | Michele Pirro (Ducati Lenovo Team) | + 1.633 |
6 | Cal Crutchlow (Yamaha Factory Racing) | + 1.780 |
7 | Lorenzo Savadori (Aprilia Racing) | + 2.576 |
コンセッションの『D』ランクに区別されたメーカー、ホンダとヤマハのバイクを使用するレギュラーライダーたちは2日目からの走行が予定されている。
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