レッドブル・ガスガス・テック３のチームプリンシパル、エルベ・ポンシャラルは、開幕戦カタールＧＰのフリープラクティス２が実施されているとき、国際中継のインタビューに応え、フリープラクティス１で３番手発進を決めたペドロ・アコスタの才能を称賛。多くの中量級王者たちを上回る逸材だと断言した。
「確かに、ウインターテストでは非常にエキサイティングな見通しがあり、信じられないほどのライダーであると分かっていました。ペドロについて、既に多くのことが語られており、全てを繰り返すつもりはありませんが、若いライダーがルーキーとして『MotoGP™』に参戦し、ここまでに成し遂げたことを一言で言えば、それは大変印象的です。」
「バレンシアテストで彼がいかに快適にバイクに乗っていたかは誰もが憶えています。それ以来、良くなる一方です。後退したことは一度もありませんでした。本当に気に入っていることです。滅多に起こらないことですが、全ての仕事と全てのランが前よりも優れていました。」
「彼は自分のバイクと特別な関係を持ち、最大限の引き出した方を理解しており、他人にはないメカニカルな感覚を具えていると思います。カーボンブレーキとスチールブレーキの制御法が異なること、タイヤも大きく異なることなどを説明する必要はありませんでした。彼はバイクに乗るだけ。それはまるで自然なことのようにやってしまいます。」
「知っての通り、多くの中量級王者たちを起用しました。彼ら全員は素晴らしいライダーであり、尊敬していますが、彼は特別であり、他人と違い、より優れていると言わざるを得ません。」
フリープラクティス１のパフォーマンスは？
「笑顔で心拍数が高くなりました。ピーラー・モビリティの経営陣とチームの誰もが彼に『君はルーキー。時間をかけて学ぶように。プレッシャーはない。全ての周回でトップライダーたちと競争する必要はない』と助言しました。バイザーを下げて、トラックに出れば、ライダーは自分のやりたいことをやる。メディアやチームに何を言おうと関係ありません。彼は速くなりたいと思っているには違いありません。」
２００４年５月２５日生まれのペドロ・アコスタは、第７戦イタリアＧＰまでに史上最年少ポールポジション、第１０戦ドイツＧＰまでに史上最年少優勝の記録を更新するチャンスがある。