開幕戦カタールGPの決勝レース(周回数16ラップ)は10日、現地時間17時00分からルサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、8番グリッドのダビド・アロンソが狙い通りに最終ラップの最終コーナーで逆転。昨年の新人王&総合3位が昨年10月の第17戦タイGP以来5勝目を挙げ、参戦2年目の緒戦で初めてポイントリーダーに飛び出した。
気温24度、路面温度33度のドライコンディションの中、スタートから意欲的にレースをリードしたポールポジションのダニエル・オルガドは0.041秒の2位。僅少さで2年連続して開幕戦優勝を逃したが、3年目のシーズンを2位発進。
18番グリッドの古里太陽は、1ラップ目13番手、2ラップ目10番手、3ラップ目8番手とステップ・バイ・ステップでポジションを上げ、8ラップ目にはトップに浮上。果敢に優勝争いを繰り広げて0.143秒差の3位。第17戦タイGP以来2度目の表彰台を獲得すれば、7番グリッドのリッカルド・ロッシ、10番グリッドのコリン・ベイヤー、16番グリッドのステファノ・ネパがトップ6入り。
19番グリッドの鈴木竜生は、参戦10年目に新天地からハスクバーナ機に乗り換えたデビュー戦で1.144秒差の7位。6番グリッドのジョエル・ケルソは8位。
3番グリッドのホセ・アントニオ・ルエダは、2番手走行中の3ラップ目1コーナーでリアを失い転倒。外側に位置していた2番グリッドのイバン・オルトラは巻き込まれるように接触転倒した後、レースに戻って14.939秒差から10.019秒差の9位まで挽回。
17番グリッドのヤコブ・ルールストーンは新人勢の最高位となる10位。12番グリッドのアンヘル・ピケラスは12位。24番グリッドのタットチャコーン・ブーシュリは19位。
13番グリッドのダビド・ムニョスは、スタート直前に技術問題が発生したことからピットレーンからスタートして15.953秒差の16位。
5番グリッドのマッテオ・ベルテッレと11番グリッドのフィリッポ・ファリオーリは5ラップ目に転倒。15番グリッドの山中琉聖はトップグループで走行中のラスト2ラップに転倒。
4番グリッドのアドリアン・フェルナンデェスと9番グリッドのビセンテ・ペレスはトップグループで走行中の最終ラップに転倒した。
RESULTS
David Alonso started that last lap in 6th! 🤯
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) March 10, 2024
A total masterclass to win it at the final corner! 🔥#QatarGP 🇶🇦 pic.twitter.com/W1YicHlB3S