王者の貫禄!フランチェスコ・バグナイアが優勝

KTM&ブラッド・ビンダーがドゥカティ勢の上位独占を阻止。ペドロ・アコスタ9位、中上貴晶19位

開幕戦カタールGP決勝レース(周回数22ラップ)は10日、現地時間20時00分からルサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、5番グリッドのフランチェスコ・バグナイアが1ラップ目の4コーナーでトップに浮上すると、一貫したラップを刻み、2番手に安定して1秒差を維持。2年連続してシーズンのオープニングレースを制し、ポイントリーダーに飛び出した。

スタートディレイ

気温22度、路面温度26度のドライコンディションの中、12番グリッドのラウール・フェルナンデェスは、グリッド上で技術的問題が発生したことから、スタートディレイとなり、周回数が22ラップから21ラップに変更。フェルナンデェスは2号車に乗り換え、最後尾23番グリッドからスタートすると、17番手まで浮上したが、18ラップ目にガレージに帰還してリタイア。

MotoGP™, Race, Qatar Airways Grand Prix of Qatar
MotoGP™, Race, Qatar Airways Grand Prix of Qatar

鮮烈デビュー!

4番グリッドのブラッド・ビンダーは1.329秒差の2位。ティソ・スプリントに続き連続2位を獲得すれば、8番グリッドのペドロ・アコスタは1ラップ目10番手に後退したが、2ラップ目にファステストラップを刻んで7番手、5ラップ目に5番手、12ラップ目には4番手に浮上したが、終盤にポジションを落として11.595秒差の9位。

18番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは24.106秒差の17位。11番グリッドのジャック・ミラーは8番手走行中の2ラップ目1コーナーで転倒を喫した後、レースに復帰して21位で完走。

マルク・マルケス4位

ティソ・スプリントで優勝したポールポジションのホルヘ・マルティンは1.933秒差の3位。6番グリッドのマルク・マルケスは1ラップ目に4番手。上位陣を追走して3.429秒差の4位に進出すれば、3番グリッドのエネア・バスティアニーニは5.153秒差の5位。9番グリッドのアレックス・マルケスは6位。

昨年11月に当地で開催された第19戦の決勝レースでプレミアクラス初優勝を挙げた7番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは7位。ドゥカティ勢がトップ7に6台が進出すれば、15番グリッドのマルコ・ベツェッキは19.194秒差の14番手。22番グリッドのフランコ・モルビデリは24.641秒差の18位完走。

アプリリア3台がポイント圏内

ティソ・スプリントで3位だった2番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、1ラップ目9番手に後退し、11.242秒差の8位。ウォームアップ走行で1番時計を刻んだ10番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは13.197秒差の10位。

昨年11月に当地で開催されたティソ・スプリントで他車と追突したことからロングラップペナルティが科せられた14番グリッドのミゲール・オリベイラは、15番手走行中の5ラップ目に消化して19番手に後退したが、ポイント圏内となる20.717秒差の15位。

ファビオ・クアルタラロ11位

16番グリッドのファビオ・クアルタラロは5人のグループ争いに競り勝ち、18.075秒差の11位。20番グリッドのアレックス・リンスは24.093秒差の16位。

ホンダ勢最高位はヨハン・ザルコ

13番グリッドのヨハン・ザルコは18.075秒差の12位。ホンダ勢の最高位としてチェッカーフラッグを受けると、17番グリッドのジョアン・ミルは18.437秒差の13位。

19番グリッドの中上貴晶は25.556秒差の19位。昨年11月にポールポジションから連続3位を獲得した21番グリッドのルカ・マリーニは42.422秒差の20位。

チャンピオンシップ

2022年&2023年王者フランチェスコ・バグナイアはティソ・スプリントで6ポイント、決勝レースで25ポイントを稼ぎ、ブラッド・ビンダーは2ポイント差の総合2位、ホルヘ・マルティンが3ポイント差の総合3位に位置。

ポルトガルGP

2週間後の3月22日から3月24日にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ、通称ポルティマオ・サーキットで第2戦ポルトガルGPが開催。

RESULTS

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