プリマ・プラマック・レーシングでチームマネージャーを務めるジノ・ボルソイは、第7戦イタリアGP初日午後のセッション、プラクティス中にスペイン国内で全セッションを生中継配信する『DAZN』のインタビューに応え、マルク・マルケスが「プラマックに移籍しない」という発言に関して見解を述べ、来季の予定通りに、ドゥカティ・コルセからファクトリーマシンが供給されることを明言した。
「8度のワールドチャンピオンであるマルク・マルケスに対して、全ての敬意を表すとともに、我々はチームとしてチーム部門を制覇するという歴史的な偉業を成し遂げ、大変良く仕事をするチームであることを証明しました。私はチームと一緒に仕事をすることを誇りに思い、彼らは家族でもあり、大変良い価値観を持っています。」
「その上、今シーズンはさらに一歩前進したと思います。ホルヘ・マルティンは序盤からチャンピオンシップをリードしており、フランコ・モルビデリはトラックに飛び出す度に向上していることから、我々は満足しており、今週末に集中しています。我々がチャンピオンシップに集中しているのは、新たなチャンスがあるからです。ホルヘ・マルティンという素晴らしいライダーを起用し、彼は歴史的なことをやっていることから、現時点で、これが最も重要なことです。」
「我々はドゥカティの隣にいるチームです。常に言ってきたように、ファクトリーチームのようにファクトリーバイクを使用しています。来年も引き続き、ファクトリーバイクを使用する予定です。それは誰もが望む憧れのバイクです」と発言。
発言の意図
グレシーニ・レーシングのマルク・マルケスは、開催前日に来季の去就に関して「僕が追求しているのは最新型。これが優先事項の1つであり、ファクトリーチームに所属することが大きな助けとなる。」
「プリマ・プラマック・レーシングは良いチーム。ホルヘ・マルティンが示したように、大きなポテンシャルを備えているけど、僕にとっては、オプションではない。なぜならオプションでないから。僕にはハッキリとした考えがあり、チャンピオンシップを目指して戦いたい。それが僕の意図であり、あらゆる面で準備を整える必要がある。」
「サテライトチームからサテライトチームに移籍するつもりはない。もう一度、バイクに適応しなければいけないことを望まないけど、その可能性は切り捨てない。幸運なことに、3つのシナリオがある」と将来の考えを明確に説明。
サテライトチームのグレシーニ・レーシングに残留する場合、ドゥカティ・コルセから2025年型が供給され、ファクトリーサポートを受けられることが条件だと明言したマルク・マルケスは、以前から良好な関係があるプリマ・プラマック・レーシングのチームオーナー、パオロ・カンピノティとパドックで会う機会があり、発言の意図を説明。終始和やかな雰囲気で言葉を交わした。