ホンダ・レーシングは、5月2日に開発ライダーの中上貴晶が来週末にルマンのブガッティ・サーキットで開催される第6戦フランスGPにワイルドカードとして参戦すると発表。
前戦スペインGPで招集したテストライダーのアレイシ・エスパルガロに続き、2戦連続してワイルドカードを起用し、実戦でテストプログラムを実行する。
オフィシャルテスト12月にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキット、1月にチャーン・インターナショナル・サーキットでプライベートテストに取り組んだ後、2月のシェイクダウンテストに参加。HRCのエンジニアグループ、テストチーム、アレイシ・エスパルガロとテストプログラムを進め、第5戦スペインGP後のオフィシャルテストにも参加して、78ラップを周回。
2020年から3年連続の7位、2023年に10位と9位、2024年に19番グリッドから16位と14位だったブガッティ・サーキットで昨年11月の最終戦ソリダリティGP以来、今季初めて参戦。チャンピオンシップ史上19人目、日本人ライダー最多となるキャリア通算263戦を迎える。
コンセッションの優遇措置
『D』ランクに位置するホンダは、テストライダーに加え、レギュラーライダーもプライベートテストに招集することが可能。テスト会場となるサーキットを自由に選ぶことができ、年間に使用できるタイヤの本数は260本。ワイルドカードを年間に最大6回、前半戦に最大3回の利用が可能。
来週末に中上貴晶が参戦することから、第12戦チェコGPまでにあと1戦のワイルドカードを利用することが可能。