二輪車の販売台数及び普及率、保有台数において、最も重要な1ヶ国であるタイの北東部に位置するブリーラム県に建設されたサーキット、ブリーラム・ユナイテッド・インターナショナル・サーキットは2014年に開業。
タイ最大のアルコール飲料メーカー、タイ・ビバレッジが命名権を取得したことから、チャーン・インターナショナル・サーキットに改名すると、2017年8月にタイ政府のスポーツ庁とドルナスポーツの間で、2018年から3年間の開催に関して調印したことから、史上初めてタイで開催。
開催1年目は22.2万人、2019年の2年目は22.6万人、2022年の3年目は17.8万人、2023年の4年目は17.9人の観客動員数を記録。開催5度目となる2024年は、シーズン18戦目として10月25日から27日に催行が予定され、2025年は2月28日から3月2日に開幕戦が計画されている。
今回、2025年と2026年シーズンのオープニングに指名されたことから、過去に開催されたタイGPのベストシーンを編集したリワインドを紹介。
2023
ポイントリーダーから27ポイント差の総合2位ホルヘ・マルティンがティソ・スプリントで7勝を挙げ、1レースで逆転が可能な18ポイント差まで接近した後、決勝レースはポールポジションからレースをリードすると、ティソ・スプリントでコンマ9秒差の2位を獲得したブラッド・ビンダー、ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアによる三つ巴のバトルをゴールラインまで展開。
2018
10月にオーバーシーズの緒戦として、チャーン・インターナショナル・サーキットでグランプリを初開催。10万人以上のファンがサーキットを埋め尽くした中、序盤はバレンティーノ・ロッシ、中盤からはアンドレア・ドビツィオーソがレースを引っ張ると、マルク・マルケスとマーベリック・ビニャーレスが猛チャージを仕掛ける。
2019
ルーキーシーズンに4度目のポールポジションを奪取したファビオ・クアルタラロが1ラップ目からプレミアクラス初優勝に向けてレースをリードすると、プレミアクラス6度目、通算8度目タイトル獲得に王手をかけたマルク・マルケスがコンマ数秒差で追走。
2022
雨によりスタートが大幅に遅れたが、ウェットコンディションの中でスリリングなバトルが繰り広げられ、11番グリッドからスタートしたミゲール・オリベイラがトップを走っていたジャック・ミラーを追い上げ、追い越し、レインマスターに相応しい走りを披露。