タイ人初のプレミアクラスライダー誕生

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツが世界展開する『Road to MotoGP™』のプログラムとして、アジア地域とオセアニア地域におけるヤングライダーの発掘及び育成を目的に２０１４年に設立された大会『アジア・タレント・カップ』の初年度からレギュラー参戦したソムキアット・チャントラは、１年目は総合１１位。２年目は開幕戦のオープニングレースで初優勝を挙げたが、怪我の影響で４戦に欠場して総合１２位に後退したが、３年目は３勝を含む５度の表彰台を獲得し、小椋藍、アンディ・ファリド・イズディハールとタイトル争いを制して、３代目王者に輝く。

２０１７年からはホンダとドルナスポーツの支援を受け、アジア・タレント・チームに所属し『Moto3™ジュニア世界選手権』に参戦。１年目総合２０位。２年目総合９位。２０１８年には第１５戦タイＧＰにワイルドカード参戦して、デビューレースで９位。

２０１９年、イデミツ・ホンダ・チーム・アジアから中量級への参戦を開始。１年目総合２１位、２年目総合２５位、３年目総合１８位。中量級５０戦目、キャリア５１戦目となった４年目の第２戦インドネシアＧＰで初優勝を挙げて総合１０位に浮上。５年目の第１４戦日本ＧＰで２勝目を挙げ、総合６位に進出。

２０２４年８月２９日、イデミツ・ホンダ・ＬＣＲからタイ人として初めてプレミアクラスに参戦することが決定した。