第18戦タイGPの決勝レース(周回数26ラップ)は、10月27日現地時間15時00分からチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、前日のティソ・スプリントで3位表彰台を獲得したポールポジションのフランチェスコ・バグナイアが5ラップ目トップに飛び出し、一貫した周回を刻んで第16戦日本GPに続き今季9勝目。キャリアで初めてレインレースで優勝を挙げた。
5戦連続14度目の表彰台
気温25度、路面温度28度のウェットコンディションの中、3番グリッドのホルヘ・マルティンは1ラップ目からレースをリードしたが、5ラップ目の3コーナーでワイドになって3番手に後退したが、14ラップ目2番手に浮上。2.905秒差の2位でフィニッシュして3戦連続の8度目の2位、5戦連続14度目の表彰台を獲得。
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— MotoGP™🏁 (@MotoGP) October 27, 2024
8番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、左肩を手術する前の今シーズンラストレースで2戦連続3度目の4位。サイティングラップで転倒したことからバイクの乗り換えを強いられた9番グリッドのアレックス・マルケスは12位。
マルク・マルケス転倒
ウェットコンディションとなったウォームアップ走行で週末3度目の1番時計を刻んだ5番グリッドのマルク・マルケスは、9ラップ目と13ラップ目の最終コーナーでトップを走るフランチェスコ・バグナイアに挑戦したが、14ラップ目の8コーナーで転倒。16番手まで後退し、ジョアン・ミルを追い越す際に接触したことから、ポジションを1つ降格するペナルティが科せられたが11位でゴール。
2番グリッドのエネア・バスティアニーニは1ラップ目13番手に後退した後、7番手まで挽回した9ラップ目の8コーナーで転倒したが、最後まで走って14位。
KTM3人がトップ6入り
7番グリッドのペドロ・アコスタは、4番手走行中の2ラップ目にコースアウトを喫して7番手に後退したが、終盤にポジションを上げて3.800秒差の3位に入り、今季5度目の表彰台。15番グリッドのジャック・ミラーは5位。13番グリッドのブラッド・ビンダーは6位。
アプリリア2台がトップ10入り
10番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは8.498秒差の7位。14番グリッドのアレイシ・エスパルガロは10位。
ホンダ勢4台がポイント圏内
12番グリッドのヨハン・ザルコは17.672秒差の8位。今季の最高位、今季2度目の1桁台に進出すれば、21番グリッドのルカ・マリーニは今季最高位の11位。
18番グリッドの中上貴晶は24.531秒差の13位に入り、今季12度目のポイント圏内。19番グリッドのジョアン・ミルは15位に入り、今季7度目のポイント圏内。ホンダ勢4台が今季初めて揃ってポイント圏内に進出した。
ヤマハ2人が転倒
6番グリッドのファビオ・クアルタラロは、5番手走行中の4ラップ目8コーナーでイン側から進入してきたフランコ・モルビデリと接触して転倒した後、レースに復帰して16位。17番グリッドのアレックス・リンスは14番手走行中の23ラップ目4コーナーで転倒。
4番グリッドのマルコ・ベツェッキは1ラップ目に14番手まで後退した後、12番手走行中の4ラップ目1コーナーで転倒。11番グリッドのフランコ・モルビデリは、7番手走行中の4ラップ目にファビオ・クアルタラロと接触したことからロングラップペナルティが科せられて5番手から8番手に後退した後、8ラップ目8コーナーで転倒。
16番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは24ラップ目、20番グリッドのラウール・フェルナンデェスは7ラップ目、22番グリッドのロレンソォ・サバドーリは6ラップ目と16ラップ目に転倒。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのホルヘ・マルティンは20ポイントを加算。総合2位フランチェスコ・バグナイアは22ポイント差から17ポイント差に接近。
総合3位マルク・マルケスは90ポイント差から97ポイント差、総合4位エネア・バスティアニーニは90ポイント差から108ポイント差にギャップが広がったことから、残り2戦74ポイントのタイトル争いから脱落した。
チーム部門はドゥカティのファクトリーチーム、ドゥカティ・レノボ・チームがタイトルを奪回。インディペンデントライダー部門はホルヘ・マルティンが2連覇を達成した。
マレーシアGP
来週末にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで第19戦マレーシアGPが開催。マレーシアと日本の時差は1時間。日本の方が1時間進んでいる。
RESULTS