最終戦ソリダリティGPの決勝レース(周回数21ラップ)は、11月17日現地時間12時15分からバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われ、ポールポジションのアロン・カネトが1ラップ目に9番手まで後退したが、2ラップ目4番手、3ラップ目3番手、4ラップ目にトップの座を奪回して第18戦タイGPに続き今季4勝目を挙げた。
Holding Valencia's flag high 🧡
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) November 17, 2024
Aron Canet ends 2024 with the most wins in #Moto2 this season 👏#SolidarityGP 🏁 pic.twitter.com/DUBd5gfhLR
気温16度、路面温度12度のドライコンディションの中、2番グリッドのマヌエル・ゴンザレスはホールショットを決めてレースをリード。4ラップ目アロン・カネトに抜かれたが、最後まで第16戦日本GPに続く2勝目に挑戦して0.091秒差の2位に入り、今季5度目の表彰台。総合5位から逆転で総合3位を獲得。
6番グリッドのディオゴ・モレイラは、最終ラップに逆転して1.124秒差の3位に入り、参戦1年目の最終戦で初表彰台を獲得。中量級のブラジル人としては、1973年7月の第9戦スウェーデンGPで3位を獲得したアドゥ・セロソ・サントス以来の51年ぶりの表彰台。
5番グリッドの小椋藍はフロントに唯一ミディアムタイヤを装着して1.167秒差の4位。7番グリッドのフィリップ・サラッチ、14番グリッドのセルジオ・ガルシア、23番グリッドのイサン・グエバラ、17番グリッドのアルベルト・アレナス、13番グリッドのアロンソ・ロペスがトップ9入り。
18番グリッドのフェルミン・アルデグルは、第18戦タイGPの決勝レースで他車と接触したことから科せられたロングラップペナルティを4ラップ目に消化して7.660秒差の10位。19番グリッドのソムキアット・チャントラは11位。
負傷代役として招集された24番グリッドのステファノ・マンツィと32番グリッドのアンドレア・ミニョは21位と26位。ワイルドカードとして参戦した29番グリッドのシモーネ・コルシは27位。26番グリッドのロベルト・ガルシアは1ラップ目に転倒。
4番グリッドのジェイク・ディクソンは1ラップ目の5コーナーで他車との接触が原因で転倒。9番グリッドのホルヘ・ナバーロは巻き込まれて転倒。3番グリッドのゾンタ・ファン・デン・グールベルクと8番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティは2ラップ目の1コーナーで接触転倒。
チャンピオンシップ
チャンピオンは第18戦タイGPで王冠を奪取した小椋藍。総合2位は4勝を含む8度の表彰台を獲得したアロン・カネト。総合3位は1勝を含む5度の表彰台を獲得したマヌエル・ゴンザレス。
コンストラクター部門は2013年から12年連続してタイトル連覇に成功したカレックス。チーム部門は中量級新規参戦のMTヘルメット-MSI。新人王はディオゴ・モレイラ。年間のポールポジション獲得数を争う『Pole to Poles』は6度のトップグリッドを奪取したアロン・カネト。
テストスケジュール
来年2月9日から10日にサーキット・リカルド・トルモ、2月18日から20日にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトでオフィシャルテストが計画されている。