トラックハウス・チームのラウール・フェルナンデェスは、第7戦イタリアGPのフリープラクティス1で9番手。プラクティスで12番手。0.108秒差で公式予選2への直接進出を逃したが、公式予選1を1番手で通過すると、公式予選2はポールポジションタイムから0.224秒差の2番手に入り、開幕戦タイGPの3番手を上回って予選最高位に進出。
11ラップのティソ・スプリントは、2番グリッドから1ラップ目の3コーナーでトップに飛び出してレースをリード。最後までコンマ数秒のアドバンテージを維持してショートレース初優勝を飾った。
「ホルヘ・マルティンが僕にプレッシャーをかけた... 僕にとって、この数週間は人生で最も美しく、同時に最も辛い瞬間だったと思う。というのも、ここ数週間、目にする情報や報道によって、対処するのが難しかったから。」
「僕にはトレーニングや心理的なサポートをしてくれる素晴らしいチームがいる。コミュニケーションのチームもいる。状況は決して簡単ではない。それは誰もが知っての通り。チェッカーフラッグが振られた後のラップはずっと泣いていた。家族と弟がいなければ、僕はここにいなかったと思うから。彼らが僕を支えてくれている。」
「昨日は難しい日ではなかった。ペースは十分にあり、良い仕事をしていたから。ただ公式予選2に直接進出できなかったけど、彼らは笑顔で応援してくれた。それが人生で最も重要なことだと思う。バイクに乗るかどうかは、僕が決めることではない。バイクに乗るたびに、ベストを尽くす。100%の力を出し切ろうと努力する。一番大切なのは家族がいること。誰も奪うことはできない。」
リアタイヤの選択
「この2戦、いや3戦と言ってもいいくらい、これまでの努力の成果だと思う。調子が良い。1列目争いができるかどうかは分からなかったけど、努力は実を結び、結果に表れた。確かに、クルーチーフがトラックに出る前に励ましてくれ、ペースを確認するためのプログラムを見せてくれた。最高とは言わないまでも、トップグループに入るペースだったので、安心できたし、リラックスしてトラックに飛び出すことができた。」
「リアにミディアムタイヤを履くという決断は、予選直後に下した。ソフトタイヤはしっくりこなかったから。タイムは出せるものの、満足できる感触が得られなかった。これは僕の判断。今の状況を考えると、来年の予定が全く決まっていないから難しい決断だった。」
「周囲のライダーたちがソフトタイヤを履いているところを見るのは、なかなか難しいけど、僕は素晴らしいチームに恵まれ、彼らがこの決断を後押ししてくれた。たとえ確信を持っていたとしても、迷ってしまう瞬間もあるから。レーシングスーツを着た瞬間、これが正しい決断だと確信した。」
アプリリアのブラックルール
「確かにアプリリアとミーティングがあったけど、スポーツ、特に僕たちのスポーツでは、アプリリアのバイクに乗っているからという理由だけでなく、ストレートエンドで時速360キロメートルに到達することができるライダーは誰であれ、敬意を払わなければいけないと思う。」
「僕たちは全ての人を尊重しなければいけない。もちろん、バトルとなると慎重にならなければいけない。誰に対しても注意を払わなければいけないけど、最終的には、僕たちは皆同じ目標のために戦っている。」
「今日のように、チャンスがあれば、少し厄介な存在になるようなライダーでなければいけないと思う。僕はワールドチャンピオンシップを争うライダーではないけれど、数字がそうでないと示すまでは、戦い続ける。」
契約更新への弾み
「そんな風に考えたことは一度もない。常に全力を尽くさなければいけない。だからこそ、今日はトラックハウスのライダーであり、シーズン終了までトラックハウスのライダーであり続ける。プロとして、全力で戦わなければいけない。」
「結果は良くも悪くもなるかもしれないけど、努力しなければ何も始まらない。重要なのは、戦い、楽しむこと。来年何が起ころうとも、僕には家族がいる。今日を境に僕は心穏やかに過ごせる。」