オフィシャルテスト~ファビオ・クアルタラロがトップタイムをマーク

ホルヘ・マルティン、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、ラウール・フェルナンデェスが負傷、マルク・マルケス2番手、ジョアン・ミル6番手、小椋藍16番手

プレミアクラスは、2月5日にマレーシアGPの開催地ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットでプレシーズン2度目、今年最初のオフィシャルテストを開始。1日目はファビオ・クアルタラロがトップタイムをマークした。

ホルヘ・マルティン

チャンピオンナンバー『1』をアプリリア機に貼付してテストを開始したホルヘ・マルティンだったが、13ラップ目の1コーナーでハイサイドから転倒。ガレージに戻り、バイクを乗り換え、リスタートした14ラップ目の2コーナーで再びハイサイドから2度目、テストデビューとなった11月のオフィシャルテストから数えて3度目となる転倒を喫し右手と左足を骨折したことから、精密検査を受けた近郊の病院に入院することになり、2月6日に帰国して手術を受けることになった。

アプリリア

アプリリア勢で唯一アプリリア機を継続使用するラウール・フェルナンデェスは、新車に乗り込んだ25ラップ目の9コーナーで転倒した際に左手の中手骨を骨折したことから、手術を受けるために帰国。

アプリリアはファクトリーチームのアプリリア・レーシングに所属する2人に各3台を準備。1台はバルセロナテストで使用したモデル、2台は2025年型仕様。ドゥカティ機からの乗り換え作業に取り組むマルコ・ベツェッキは、68ラップを周回してトップタイムから1.652秒差の18番手。

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Malaysia MotoGP™ Official Test
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Malaysia MotoGP™ Official Test

ドゥカティ

ファクトリーチームのドゥカティ・レノボ・チームに所属する2人に新車を供給。マルク・マルケスは54ラップを周回して0.051秒差の2番手に進出すれば、フランチェスコ・バグナイアは45ラップを周回して1.392秒差の17番手。

2人が似たようなフィードバックをエンジニアたちに提供すれば、もう1人のファクトリーライダー、ファビオ・ディ・ジャンアントニオは、11月に手術した左肩の回復具合を確認するため、2025年型ではなく、2024年型に乗り込んで49ラップを周回して0.710秒差の7番手。19ラップ目とセッション終了直前の50ラップ目に5コーナーで転倒したことで左鎖骨を骨折したことから手術を受けるため、イタリアに帰国することになった。

2024年型のチャンピオンバイクが順当に上位に進出。前回のオフィシャルテストで1番手に進出したアレックス・マルケスは、53ラップを周回して0.183秒差の3番手。2年連続して2024年型を走らせるフランコ・モルビデリは、56ラップを周回して0.559秒差の5番手。

Franco Morbidelli, Pertamina Enduro VR46 Racing Team, Malaysia MotoGP™ Official Test
Franco Morbidelli, Pertamina Enduro VR46 Racing Team, Malaysia MotoGP™ Official Test

ヤマハ

シェイクダウンテストの2日目からテストを開始したファビオ・クアルタラロは、54ラップを周回して、シェイクダウンテストのトップタイム(1分57秒794)だけでなく、第19戦マレーシアGPの予選8番時計(1分57秒592)を上回る1分57秒555を刻み、2022年9月にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催されたオフィシャルテスト以来となるテスト1番手に進出。

KTM機から乗り換えるジャック・ミラーは0.743秒差の8番手。アプリリア機から乗り換えるミゲール・オリベイラは0.816秒差の10番手。アレックス・リンスは1.097秒差の14番手。

Jack Miller, Prima Pramac Yamaha, Malaysia MotoGP™ Official Test
Jack Miller, Prima Pramac Yamaha, Malaysia MotoGP™ Official Test

ホンダ

ホンダ所属3年目となるジョアン・ミルは54ラップを周回して、第19戦マレーシアの決勝レースで刻んだベストラップ(2分00秒438)、公式予選1の10番時計(1分58秒618)を大幅に上回る1分58秒115を記録して6番手に進出。ヨハン・ザルコは0.777秒差の9番手。ルカ・マリーニは1.149秒差の15番手。

Johann Zarco, CASTROL Honda LCR, Malaysia MotoGP™ Official Test
Johann Zarco, CASTROL Honda LCR, Malaysia MotoGP™ Official Test

KTM

第19戦マレーシアGPの決勝レースでトップ4を独占したドゥカティ勢に続く5位に進出したペドロ・アコスタは、27ラップ目の13コーナーで転倒を喫したが、50ラップを周回して0.841秒差の11番手。ブラッド・ビンダーは0.952秒差の12番手。マーベリック・ビニャーレスは13番手。エネア・バスティアニーニは19番手。

Maverick Viñales, Brad Binder, Malaysia MotoGP™ Official Test
Maverick Viñales, Brad Binder, Malaysia MotoGP™ Official Test

ルーキー

シェイクダウンテストで総合4番手に進出した小椋藍は33ラップ目の1コーナーで転倒を喫したが、58ラップを周回してトップタイムから1.208秒差の16番手。

総合6番手だったフェルミン・アルデグエは、52ラップを周回してコンマ5秒更新。トップタイムから0.480秒差の4番手に進出すれば、ソムキアット・チャントラは最多70ラップを周回して2.744秒差の21番手だった。

Fermin Aldeguer, Gresini Racing MotoGP™, Malaysia MotoGP™ Official Test
Fermin Aldeguer, Gresini Racing MotoGP™, Malaysia MotoGP™ Official Test

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