オフィシャルテスト~アレックス・マルケス総合1番手

フランチェスコ・バグナイア、マルク・マルケス、フランコ・モルビデリ、ペドロ・アコスタ、ジョアン・ミル、ルカ・マリーニらがロングランを実行

プレミアクラスは、2月7日に10月24日から26日に第20戦マレーシアGPを開催するペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットオフィシャルテスト3日目、最終日を実施。11月にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催されたプレシーズン最初のオフィシャルテストで1番手だったアレックス・マルケスがトップタイムをマークし、3日間の総合1番手に進出した。

ドゥカティ

1日目と2日目に連続3番手に進出したアレックス・マルケスは50ラップを周回。15ラップ目に1年前に当地で記録されたオフィシャルテストのベストラップ(1分56秒682)を0.189秒更新する1分56秒493の1番時計を叩き出し、オフィシャルテストを連続して制した。

1日目18番手、2日目5番手だったフランチェスコ・バグナイアは55ラップを周回。11ラップ目に1年前に自身が記録したテストベストラップを更新し、昨年11月の公式予選2でポールポジションを獲得した際に記録を書き換えたオールタイムラップレコード(1分56秒337)に接近する1分56秒500を刻み、0.007秒差の2番手に浮上。

2016年と2017年のチームメイトだったアレックス・マルケスと共にチャンピオンマシン、ドゥカティの2024年型を駆け、2日目に5番手から1番手に浮上したフランコ・モルビデリは41ラップを周回して0.224秒差の4番手。5ラップ目に昨年の予選4番時計(1分57秒279)を0.331秒更新した。

Franco Morbidelli, Pertamina Enduro VR46 Racing Team, Malaysian Official MotoGP™ Test
Franco Morbidelli, Pertamina Enduro VR46 Racing Team, Malaysian Official MotoGP™ Test

1日目2番手、2日目14番手のマルク・マルケスは最多70ラップを周回。1分56秒台に若干とどかなかったが0.549秒差の5番手まで挽回。

ヤマハ

1日目1番手、2日目2番手だったファビオ・クアルタラロは58ラップを周回して0.231秒差の3番手。3日間を通じて上位を維持しただけでなく、10ラップ目に昨年の予選8番時計(1分57秒592)を0.868秒更新する1分56秒724を記録。1日目14番手、2日目12番手のアレックス・リンスは53ラップを周回して0.858秒差の10番手。最終日の25ラップ目に予選9番時計(1分57秒726)を0.375秒更新した。

Alex Rins, Monster Energy Yamaha MotoGP™ Team, Malaysian Official MotoGP™ Test
Alex Rins, Monster Energy Yamaha MotoGP™ Team, Malaysian Official MotoGP™ Test

1日目8番手、2日目に連続9ラップのロングランを実行して10番手だったジャック・ミラーは27ラップを周回して0.959秒差の12番手。1日目10番手、2日目に連続12ラップのロングランを実行して8番手だったミゲール・オリベイラは35ラップを周回して1.467秒差の17番手。

KTM

1日目11番手、2日目7番手だったペドロ・アコスタは、59ラップを周回してKTM勢のトップとなる0.682秒差の6番手。公式予選1の3番時計(1分57秒839)を0.664秒更新すれば、1日目12番手、2日目11番手のブラッド・ビンダーは55ラップを周回して1.121秒差の13番手。予選タイムを上回った。

1日目13番手、2日目16番手のマーベリック・ビニャーレスは59ラップを周回して1.372秒差の16番手。1日目19番手、2日目17番手のエネア・バスティアニーニは44ラップを周回して1.518秒差の18番手。

Maverick Viñales, Red Bull KTM Tech3, Malaysian MotoGP™ Official Test
Maverick Viñales, Red Bull KTM Tech3, Malaysian MotoGP™ Official Test

ホンダ

1日目9番手、2日目12番手のヨハン・ザルコは、64ラップを周回してホンダ勢のトップとなる0.711秒差の7番手。13ラップ目に公式予選1の1番時計(1分57秒635)を0.431秒更新。

1日目と2日目に連続6番手だったジョアン・ミルは、55ラップを周回して0.786秒差の8番手に後退したが、54ラップ目に公式予選1の10番時計(1分58秒618)を1.414秒更新。1日目と2日目に連続15番手だったルカ・マリーニは、59ラップを周回して1.296秒差の15番手を維持。昨年の予選からラップタイムを0.766秒伸ばし、『RC213V』の戦闘力がアップしていることを証明。

Joan Mir, Honda HRC Castrol, Malaysia MotoGP™ Official Test
Joan Mir, Honda HRC Castrol, Malaysia MotoGP™ Official Test

アプリリア

1日目18番手、2日目9番手のマルコ・ベツェッキは61ラップを周回して0.835秒差の9番手を維持したが、8ラップ目に昨年の公式予選2で記録されたアプリリア機のベストタイム(1分58秒046)を0.718秒更新。

ルーキー

1日目16番手、2日目18番手の小椋藍は、55ラップを周回してトップタイムから1.261秒差、マルコ・ベツェッキから0.426秒差の14番手。3ヶ月前に記録されたアプリリアの予選ベストタイムを0.292秒上回った。

1日目3番手、2日目4番手のフェルミン・アルデグエは43ラップを周回して0.908秒差の11番手。1日目21番手、2日目20番手のソムキアット・チャントラは69ラップを周回して1.636秒差の19番手。

Marc Marquez, Fermin Aldeguer, Malaysian Official MotoGP™ Test
Marc Marquez, Fermin Aldeguer, Malaysian Official MotoGP™ Test

ロングラン

13時以降にフランコ・モルビデリが連続13ラップを実行。ホンダの両雄、ジョアン・ミルルカ・マリーニは連続10ラップと連続8ラップ。

ティソ・スプリントと決勝レースの開催時間となる15時以降にフランチェスコ・バグナイアが連続10ラップ、マルク・マルケス連続10ラップ、ペドロ・アコスタ連続10ラップ、ソムキアット・チャントラ連続15ラップを周回。

16時以降にアレックス・マルケスが連続10ラップ、フェルミン・アルデグエル連続8ラップ、17時以降にマルコ・ベツェッキが連続10ラップに取り組み、データを収集した。

Alex Marquez, Gresini Racing MotoGP™, Malaysian MotoGP™ Official Test
Alex Marquez, Gresini Racing MotoGP™, Malaysian MotoGP™ Official Test

タイオフィシャルテスト

11チームは2月12日と13日にチャーン・インターナショナル・サーキットでプレシーズン最後のオフィシャルテストを実施。セッション時間は現地時間10時00分から18時00分、日本時間12時00分から20時00分。

RESULTS

オフィシャルテスト2025
1日目 ファビオ・クアルタラロ: 1分57秒794
2日目 フランコ・モルビデリ: 1分57秒210
2日目 アレックス・マルケス: 1分56秒493

オールタイムラップレコード: 1分56秒337(2024)
ベストレースラップ: 1分58秒979(2023)
テストベストラップ: 1分56秒682(2024)

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