開幕戦タイGPのフリープラクティス1は、2月28日現地時間10時45分からチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、2月12日から13日に当地で開催されたオフィシャルテストで総合1番手に進出したマルク・マルケスがフロント、リアともに同じタイヤを装着して3度のランで18ラップを周回。世界的なパンデミックの影響を受けたことで緒戦が遅れ、転倒が原因で右上腕骨を骨折した2020年7月の第2戦スペインGP以来5年ぶりにシーズン最初のセッションで1番手に進出した。
気温33度、路面温度47度のドライコンディションの中、2年連続して2024年型を使用するフランコ・モルビデリは上位に進出した多くのライダーたちと同じように最後のランでフロント、リアともに新品タイヤに履き替え、20ラップを周回して0.158秒差の2番手。オフィシャルテストで総合2番手に進出したアレックス・マルケスは0.521秒差の7番手。
オフィシャルテストで総合5番手に進出したフランチェスコ・バグナイアは、タイヤを履き替えずに、3度のランで19ラップを周回したが、何度もオーバーランを喫して0.718秒差の10番手。
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— MotoGP™🏁 (@MotoGP) February 28, 2025
ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された今年最初のオフィシャルテスト初日に左鎖骨を骨折したファビオ・ディ・ジャンアントニオは、回復具合を確認しながらプレシーズンで取り組めなかったテストプログラムに着手すると18ラップを周回して18番手。
マルコ・ベツェッキ5番手
オフィシャルテストで総合3番手に進出したマルコ・ベツェッキは、3度のランで21ラップを周回して0.428秒差の5番手。同じタイヤで走り続ければ、今年最初のオフィシャルテストで負傷したことから、前回のオフィシャルテストから始めたテストプログラムを継続するラウール・フェルナンデェスは1.617秒差の21番手。ホルヘ・マルティンの負傷代役として招集されたテストライダーのロレンソォ・サバドーリは22番手。
ヤマハ3機がトップ8入り
オフィシャルテストで総合8番手だったファビオ・クアルタラロは、3度のランで19ラップを周回して0.342秒差の3番手。ヤマハ機に乗り換えたジャック・ミラーとミゲール・オリベイラは0.417秒差の4番手と0.595秒差の8番手。1発のタイム出しを課題に挙げていたアレックス・リンスは、他のヤマハ勢と同じように3度目のランで新品タイヤを使用したが0.918秒差の15番手。
KTMがロングランを実行
オフィシャルテストで総合9番手だったマーベリック・ビニャーレスは、6ラップ目に技術問題が発生したが、15ラップを周回してKTM勢の1番手となる0.631秒差の9番手。
オフィシャルテストで総合4番手に進出したペドロ・アコスタは、連続17ラップを含む最多25ラップを周回して0.962秒差の16番手。ブラッド・ビンダーは、連続14ラップを含む24ラップを周回して1.217秒差の19番手。エネア・バスティアニーニは1.299秒差の20番手。
ホンダ勢好発進
オフィシャルテストで総合16番手だったヨハン・ザルコは、3度のランで19ラップを周回して0.796秒差の11番手。ルカ・マリーニは0.810秒差の12番手。ジョアン・ミルは0.818秒差の13番手。ホンダ勢は最後のランで新品タイヤに履き替えず、同じタイヤで周回を重ねた。
小椋藍6番手
プレシーズンで最多周回を重ね、オフィシャルテストで総合11番手に進出した小椋藍は4度のランで21ラップを周回。最後のランでフロント、リアともに新品タイヤに履き替えてトップタイムから0.496秒差、マルコ・ベツェッキから0.068秒差の6番手に進出。
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フェルミン・アルデグエルは17ラップを周回して0.846秒差の14番手。ソムキアット・チャントラは17ラップを周回して1.048秒差の17番手だった。
プラクティス
2月1日の公式予選1と公式予選2の振分けを決定するプラクティスは、現地時間15時00分(日本時間17時00分)開始。
RESULTS