アドリアン・フェルナンデェスが6戦に失格

2基のエンジンを無許可で開封したことから、そのエンジンを使用した6戦を失格とする処分が下され、総合3位から大幅に降格

FIM MotoGP Stewards(スチュワード)』は、6月5日に『Moto3™』に参戦するレオパード・レーシングのテクニカルディレクターの調査結果とエンジンメーカー(ホンダ)の公式報告書により、アドリアン・フェルナンデェス開幕戦タイGPから第6戦カタルーニャGPまでの6戦で使用したエンジンが無許可で開封されたことから、失格すると発表した。

制裁文書によると、第5戦フランスGP後、エンジンメーカーは慣例に従い、耐用距離を終えたエンジンの第1グループのシールを剥がすよう、通常の手順に従って要請。アドリアン・フェルナンデェスが使用したエンジンのうち1基のシールが、標準的な配線手順と一致していないことが判明。

さらなる調査の結果、テクニカルディレクターによるシールに関する調査結果およびエンジンメーカーの公式報告書に基づき、このエンジンが無許可で開封されていたことが判明。

技術的な違反があったため、当該エンジンはライダーの割り当てにおいて新品として扱われなければならない。これは、規則『2.6.3.3.13(c)』に『セキュリティシールが破損、改ざん、または欠落しているエンジンは、再生エンジンとみなされ、ライダーの割り当てにおいて新品エンジンとして扱われなければならない』に規定されている。

この行為が規則『2.6.3.3』(エンジン耐久性)および『3.3.2.2』(イベント中に個人または集団によって行われた、不正行為、詐欺行為、または大会もしくは競技の利益を損なう行為)に違反すると判断。

スチュワードによるこの行為に対するペナルティは、当該エンジンが使用されたタイ、ブラジル、アメリカ、スペインの各グランプリからの失格処分。

その後、ムジェロでのレースウィークエンド終了後、レオパード・レーシングチームに対し、規則に適合しているかどうかを確認するための検査のため、一部のエンジンの提出が求められた。

取り外されたエンジンは、エンジンメーカーによって検査され、チームから提出された時点でのシールの状態が確認された。この過程で、あるエンジンのシールワイヤーとシールステッカーの両方に改ざんの痕跡が発見された。

エンジンは技術管理の監督の下、次のレース会場へ輸送され、そこでテクニカルディレクターの監督の下、エンジンメーカーによって開封検査が行われ、この過程で、エンジンメーカーは、エンジンが調整され、開封されたことを示す様々な異常を発見。

従って、テクニカルディレクターの調査結果とエンジンメーカーの公式報告書に基づき、この2基目のエンジンも無許可で開封されていたことが判明。

技術規定違反のため、このエンジンはライダーの割り当てにおいて新品エンジンとして扱われ、スチュワードは、この2基目のエンジンが使用されたフランスGPとカタルーニャGPの失格するペナルティを科した。

これにより、アドリアン・フェルナンデェスは、ムジェロで開催されたイタリアGPで獲得した13ポイントのみとなった。

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