第14戦ハンガリーGPのグランプリレース(周回数26ラップ)は、8月24日現地時間14時00分からバラトンパーク・サーキットで行われ、ウォームアップ走行で週末4度目の1番時計を刻んだポールポジションのマルク・マルケスがリアにミディアムタイムを選択してスタート直後の2コーナーで他車との接触が原因で4番手に後退したが、直ぐに3番手に挽回すると、5ラップ目2番手に浮上。
8ラップ目からトップ争いを繰り広げ、11ラップ目の1コーナーで1番手に飛び出し、12ラップ目に3度目のファステストラップを刻んで、アドバンテージを拡大。第8戦アラゴンGPから7戦連続10度目の優勝を挙げ、プレミアクラスで2019年以来6年ぶり3度目となる年間10勝目を挙げて72勝目に到達。
チャンピオンシップの初開催となった2013年のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ、2014年のテルマス・デ・リオ・オンド、2018年のチャーン・インターナショナル・サーキットに続き、バラトンパーク・サーキットで初代勝者に輝いた。
🏆 @marcmarquez93' golden run continues and becomes Balaton's first-ever #MotoGP winner! 🏆#HungarianGP 🇭🇺 pic.twitter.com/c1NJckE9bQ
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シーズンベストリザルト
気温21度、路面温度41度のドライコンディションの中、7番グリッドのペドロ・アコスタはリアにソフトタイヤを装着して1ラップ目4番手、7ラップ目3番手、16ラップ目2番手に浮上。4.314秒差の2位に入り、2戦ぶり今季2度目の表彰台、今季の最高位を獲得すれば、12番グリッドのブラッド・ビンダーは2戦連続4度目の7位。11番グリッドのポル・エスパルガロは8位。
ティソ・スプリントのアクションでダブルロングラップペナルティを科せられた4番グリッドのエネア・バスティアニーニは、4番手走行中の1ラップ目13コーナーで今季8度目の転倒。ピットレーンに戻り、レースに戻ったが、技術的な問題が原因でリタイア。
THAT WAS 🤯
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Unlucky for @Bestia23 but thankfully he walks away unscathed 😱 #HungarianGP 🇭🇺 pic.twitter.com/YMd70MFTmi
3戦連続表彰台獲得
2番グリッドのマルコ・ベツェッキは、リアにソフトタイヤを選んで1ラップ目の2コーナーでトップに立ち、2ラップ目、3ラップ目、4ラップ目にファステストラップを連発してレースをリードしたが、11ラップ目2番手、16ラップ目3番手に後退。7.488秒差の3位でチェッカーフラッグを受け、3戦連続5度目の表彰台を獲得。
6列目から4位
16番グリッドのホルヘ・マルティンは、リアにミディアムタイムを履いて1ラップ目7番手に浮上。3ラップ目6番手、14ラップ目5番手、22ラップ目には4番手までポジションを上げ、アプリリアに加入してから最高位となる11.069秒差の4位に進出。
Best result with Aprilia Racing 💥
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Step by step, little by little, @88jorgemartin IS GETTING THERE! 🚀#HungarianGP 🇭🇺 pic.twitter.com/cgG6wBGiZv
ウォームアップ走行で今季12度目の転倒を喫して18番手だった21番グリッドの小椋藍は、リアにソフトタイヤを装着して1ラップ目18番手、4ラップ目15番手、14ラップ目13番手、21ラップ目12番手、25ラップ目には11番手まで浮上。18.112秒差の11位でフィニッシュラインを通過すれば、15番グリッドのラウール・フェルナンデェスは13番手走行中の4ラップ目5コーナーで今季8度目の転倒を喫し、ピットレーンに戻って走り続けたが、12ラップ目にリタイア。
5番グリッドのフランコ・モルビデリは、リアにソフトタイヤを選択して1ラップ目から2番手を走行していたが、4人に抜かれて6位。ウォームアップ走行で最後尾21番手だった13番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、大幅な変更が功を奏してブレーキングのパフォーマンスが向上し、8番手に浮上した1ラップ目からバトルを繰り広げて14.854秒差の9位。
プラクティスのアクションでグリッドポジションを3つ降格するペナルティが科せられた14番グリッドのアレックス・マルケスは13番手走行中の2ラップ目1コーナーで今季14度目の転倒を喫して19番手まで後退し25.938秒差の14位。
3番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、サイティングラップ中に失速。電子制御の問題が発生したため、ウォームアップラン後にバイク交換を決断したことから、ピットレーンからスタートして15位。8番グリッドのフェルミン・アルデグエルは5番手走行中の14ラップ目1コーナーで今季10度目の転倒を喫して18番手に後退して16位。
ホンダ加入後の最高位
9番グリッドのルカ・マリーニは、リアにミディアムタイヤを装着し11.904秒差の5位。前日のティソ・スプリントに続き、ロングレースでホンダに加入してからの最高位を獲得すれば、10番グリッドのジョアン・ミルは4ラップ目の5コーナーで今季16度目の転倒。18番グリッドのヨハン・ザルコは12番手走行中の21ラップ目8コーナーで週末3度目、今季20度目の転倒。
6番グリッドのファビオ・クアルタラロは、ティソ・スプリントのアクションで科せられたロングラップペナルティを4ラップ目に消化して8番手から12番手に後退し、15.473秒差の10位でゴール。19番グリッドのミゲール・オリベイラは12位。20番グリッドのアレックス・リンスは13位。
プラクティスのアクションでグリッドポジションを3つ降格するペナルティが科せられた17番グリッドのジャック・ミラーは、ヤマハ勢の最高位となる11番手を走行中の6ラップ目1コーナーと16ラップ目11コーナーで連続転倒。
チャンピオンシップ
ポイントリーダーのマルク・マルケスは25ポイントを加算。総合2位アレックス・マルケスに対して152ポイント差から175ポイント差にアドバンテージを広げた。
第15戦カタルーニャGP
次戦カタルーニャGPは、9月5日から7日にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催。
RESULTS