KTM・レーシングは、技術規則の大幅な変更により、新たな時代が始まる2027年に向けて、10月6日に『850cc』エンジンコンセプトの初となるダイナモテストを数日前にオーストリアのマッティヒホーフェンに構えるKTM本社のエンジンダイナモ施設で実施したと発表。
将来の技術規則を見据え、2027年に施行される技術規則に基づき、100%非化石燃料で稼働するエンジンの初出力となるダイナモテストには、今年1月にKTMの最高経営責任者に就任したゴットフリート・ノイマイスターも立ち会った。
ピット・バイラー(モータースポーツディレクター)
「2025年9月に『MotoGP™』の未来を始動できることを大変嬉しく思います。完成車は間もなく稼働を開始する完璧なスケジュールが組まれています。このエンジンには、過去数年間の参戦で培ってきたあらゆるノウハウが詰み込まれており、この芸術作品が2027年以降のシーズンのベンチマークとなると確信しています。この多大な努力に対して、プロジェクトを支える工場にとチーム全員に感謝します。」