第19戦オーストラリアGPのティソ・スプリント(周回数13ラップ)は、10月18日現地時間15時00分からフィリップアイランド・サーキットで行われ、2番グリッドのマルコ・ベッツェッキがウォームアップランでカモメに激突するインシデントに見舞われ、スタートで5番手に後退したが、1ラップ目2番手で通過すると、10ラップ目の2コーナーでトップに飛びして2戦連続3度目の優勝を挙げた。
Another one! 🎯
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) October 18, 2025
Marco Bezzecchi wins the Tissot Sprint at Phillip Island! 🦤#AustralianGP 🇦🇺 pic.twitter.com/LBYHINLCs1
初のワンツーフィニッシュ
気温14度、路面温度29度のドライコンディションの中、4番グリッドのラウール・フェルナンデェスは1ラップ目の3コーナーで1番手に飛び出してレースの主導権を握ったが、10ラップ目マルコ・ベッツェッキに抜かれて2番手に後退し3.149秒差の2位。初めて表彰台を獲得した前戦インドネシアGPの3位を上回り、アプリリアがティソ・スプリント58戦目で初めてワンツーフィニッシュを達成。
19番グリッドのロレンソォ・サバドーリは16位。18番グリッドの小椋藍は19.784秒差の16番手でフィニッシュしたが、タイヤプレッシャーの違反が発覚。8秒加算のペナルティが科せられて17位。
4度目の表彰台
5番グリッドのペドロ・アコスタは1ラップ目6番手に後退したが、2ラップ目5番手、7ラップ目2人を抜いて3番手に浮上して5.310秒差の3位。2戦ぶり4度目の表彰台を獲得すれば、8番グリッドのポル・エスパルガロは9位。20番グリッドのエネア・バスティアニーニは10位。0.500秒差でポイント圏内を逃し、13番グリッドのブラッド・ビンダーは2ラップ目の2コーナーで今季16度目の転倒。
ホームでシーズンベストリザルト
3番グリッドのジャック・ミラーは3位争いを繰り広げて5.376秒差の4位。今季の最高位に進出すれば、ポールポジションのファビオ・クアルタラロは1ラップ目5番手に後退して7位。12番グリッドのアレックス・リンスは13位。16番グリッドのミゲール・オリベイラは14位。
初めて表彰台逃す
10番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは1ラップ目8番手、5ラップ目7番手、9ラップ目6番手、12ラップ目5番手に浮上してドゥカティ勢の最高位となる5.416秒差の5位。ドゥカティが2023年にティソ・スプリントが導入されてから初めて表彰台を逃し、6番グリッドのアレックス・マルケスはスタートで1番手に飛び出したが6位。17番グリッドのフランコ・モルビデリは15位。
32.4秒差の19位
11番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは1ラップ目12番手、2ラップ目14番手、3ラップ目16番手、4ラップ目19番手に後退して32.408秒差の19位。22番グリッドのミケーレ・ピロは20位。7番グリッドのフェルミン・アルデグエルは12番手走行中の11ラップ目6コーナーで今季14度目の転倒。
9番グリッドのルカ・マリーニは8.938秒差の8位。14番グリッドのジョアン・ミルは11位。15番グリッドのヨハン・ザルコは12位。21番グリッドのソムキアット・チャントラは18位。
チャンピオンシップ
総合2位アレックス・マルケスは4ポイントを加算し、今季9度目の0ポイントに終わった総合3位フランチェスコ・バグナイアに対してアドバンテージを92ポイント差に拡大。総合4位マルコ・ベッツェッキは総合3位に対して8ポイント差まで接近した。
グランプリレース
10月19日のグランプリレース(周回数27ラップ)は現地時間15時00分スタート。
RESULTS