ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケスは、2025年9月の第17戦日本GPで2019年以来6年ぶり7度目のチャンピオンに輝き、怪我という逆境を乗り越え、スポーツ史上最大のカンバックを果たすと共に、1949年に始まったプレミアクラスの歴史上、史上6人目となる偉業を成し遂げた。
史上初の快挙は?
2メーカーのバイクと共にタイトルを獲得という偉業を最初に成し遂げたのは、チャンピオンシップの黎明期を牽引した1人、ジェフ・デューク。『500cc』参戦2年目の1951年にノートン機を走らせて、レスリー・グラハム、ウンベルト・マセッティに次ぐ、史上3人目の栄冠に輝いた後、1953年ジレラに乗り換えると、3年連続してタイトル獲得に成功。
プレミアクラスで史上最多を誇る8度のタイトルを獲得したジャコモ・アゴスチーニは、MVアグスタ機と共に1966年から7年連続してタイトルを連覇した後、ヤマハ機に乗り換えてから2年目に8度目の栄光を掴み、日本のメーカーに初めてのタイトルをもたらした。
3人目はエディ・ローソン。1984年、1986年、1988年にタイトルを獲得した後、1989年にヤマハ機からホンダ機に乗り換えて4度目の制覇に成功。
『500cc』最後のチャンピオン、バレンティーノ・ロッシは『MotoGP™』最初のチャンピオンとなり、2003年に3年連続して頂点に君臨した後、ホンダからヤマハに電撃移籍すると、2004年、2005年、2008年、2009年にタイトルを獲得。
ドゥカティ→ホンダ
ケーシー・ストーナーは、プレミアクラス参戦2年目、ドゥカティ加入1年目の2007年、9月の第15戦日本GPで初めてタイトルを獲得。日本で初めてチャンピオンが誕生し、参戦5年目のドゥカティに初めての栄光をもたらすと、ホンダ加入1年目の2011年にホームレース、第16戦オーストラリアGPで2度目のチャンピオンに輝く。
異なるメーカーのバイクでタイトルを獲得したチャンピオン
ジェフ・デューク
1951: ノートン
1953: ジレラ
1954: ジレラ
1955: ジレラ
ジャコモ・アゴスチーニ
1966: MVアグスタ
1967: MVアグスタ
1968: MVアグスタ
1969: MVアグスタ
1970: MVアグスタ
1971: MVアグスタ
1972: MVアグスタ
1975: ヤマハ
エディ・ローソン
1984: ヤマハ
1986: ヤマハ
1988: ヤマハ
1989: ホンダ
バレンティーノ・ロッシ
2001: ホンダ
2002: ホンダ
2003: ホンダ
2004: ヤマハ
2005: ヤマハ
2008: ヤマハ
2009: ヤマハ
ケーシー・ストーナー
2007: ドゥカティ
2011: ホンダ
マルク・マルケス
2013: ホンダ
2014: ホンダ
2016: ホンダ
2017: ホンダ
2018: ホンダ
2019: ホンダ
2025: ドゥカティ
軽量級&中量級
『250cc』では、アントン・マンクが1980年と1981年にカワサキ機、1987年にホンダ機を駆けて3度のタイトルを獲得すれば、マックス・ビアッジは、アプリリア機を駆けて1994年から3連覇を達成した後、ホンダ機に乗り換えた1997年にカテゴリー史上、最初で最後、そして最多となる4年連続の栄冠を掴んだ。
『125cc』では3人。カルロ・ウビアリは1951年にモンディアル、1955年、1956年、1958年、1959年、1960年にMVアグスタ、ピエール・パオロ・ビアンキは1976年と1977年にモルビデリ、1980年にMBAと共にタイトルを獲得。
アンヘル・ニエトは1971年と1972年にデルビ、1979年と1981年にミナレリ、1982年から3年連続してガレリと共に、カテゴリーで最多となる7度のタイトルを獲得した。