プレミアクラスのシェイクダウンテスト3日目は、1月31日にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催。気温が33度まで上昇したドライコンディションの中、ヤマハ陣営が『V4』プロジェクトを加速させようとファビオ・クアルタラロを中心にデータを収集した。
ヤマハ『V4』プロジェクト加速
並列4気筒エンジンからV型4気筒エンジンの適応作業、ライディングスタイルの調整を続けながら、ファビオ・クアルタラロは34ラップを周回。1分57秒台を最多5回刻み、3ヶ月前に当地で開催された第20戦マレーシアGP公式予選2で記録した4番時計(1分57秒195)には届かなかったが、『V4』エンジンを搭載したヤマハ機に乗ってワイルドカード参戦したアウグスト・フェルナンデェスが公式予選1で記録した13番時計(1分59秒382)を大幅に更新する1分57秒690の3番時計。
アレックス・リンスは42ラップ、ジャック・ミラーは53ラップを周回。テストライダーのアウグスト・フェルナンデェスとアンドレア・ドビツィオーソは開発作業を分担。新しいタイプのエアロダイナミクスを検証した。
ヤマハ勢の一角としてプレミアクラスに初挑戦するトプラク・ラズガトリオグルは36ラップを周回すると1日目(1分59秒647)、2日目(1分58秒805)を上回る1分58秒465。ヤマハのトップタイムから0.775秒差。
ホンダ勢ロングラン実行
もう1人の新人ディオゴ・モレイラは連続10ラップのロングランを含む54ラップを周回すると1日目(2分00秒894)、2日目(1分59秒930)を大幅に更新する1分58秒338を記録。
1日目1番手に進出したホンダのテストライダー、アレイシ・エスパルガロは1分57秒台を3回刻んだ後、連続14ラップのロングランを実行。計51ラップを周回して第20戦マレーシアGPの公式予選2でジョアン・ミルが記録した7番時計(1分57秒440)を0.267秒更新する上回る1分57秒173の1番手に進出。
KTM機戦闘力向上
1日目と2日目に2番手に進出したKTMのテストライダー、ポル・エスパルガロは52ラップを周回。負傷代役として参戦した第20戦マレーシアGP公式予選2の12番時計(1分58秒174)を大幅に上回り、ペドロ・アコスタが記録した5番時計(1分57秒363)を0.064秒上回る1分57秒299を刻んで3日間連続の2番手。ダニエル・ペドロサは54ラップを周回。ミカ・カリオはミシュランタイヤを装着した2027年型プロトタイプマシンの検証を継続。特にエンジンの信頼性を確認し、ポル・エスパルガロも2027年型を試乗。
アプリリアのテストライダー、ロレンソォ・サバドーリはレギュラーライダーたちがオフィシャルテストでスムーズな作業が進められるように4台を試乗。ドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロは午後の走行で14コーナーと15コーナーで転倒を喫したが2台を試乗。
3日間のシェイクダウンテストは終了。2月3日からプレシーズン2度目、今年最初のオフィシャルテストが当地で開催され、欠場するホルヘ・マルティンとフェルミン・アルデグエルを除く20名のフルエントリーライダーたちが3週間後に迫った開幕戦タイGPに向けて準備を進める。
シェイクダウンテスト3日目(非公式リザルト)
1. アレイシ・エスパルガロ: 1分57秒173(51ラップ)
2. ポル・エスパルガロ: 1分57秒299(52ラップ)
3. ファビオ・クアルタラロ: 1分57秒690(34ラップ)
4. アレックス・リンス: 1分57秒892(42ラップ)
5. ジャック・ミラー: 1分58秒094(53ラップ)
6. ディオゴ・モレイラ: 1分58秒338(54ラップ)
7. ダニエル・ペドロサ: 1分58秒464(54ラップ)
8. トプラク・ラズガトリオグル: 1分58秒465(36ラップ)
9. ミケーレ・ピロ: 1分58秒899(32ラップ)
10. ロレンソォ・サバドーリ: 1分58秒948(58ラップ)
11. ミカ・カリオ: 1分59秒807(29ラップ)
12. アウグスト・フェルナンデェス: 2分00秒162(21ラップ)
13. アンドレア・ドビツィオーソ: 2分01秒154(11ラップ)
セパンリファレンスタイム
シェイクダウンテスト1日目: 1分58秒091(アレイシ・エスパルガロ)
シェイクダウンテスト2日目:: 1分57秒908(ジャック・ミラー)
オールタイムラップレコード: 1分56秒337(2024/フランチェスコ・バグナイア)
ベストレースラップ: 1分58秒873(2025/アレックス・マルケス)
テストベストラップ: 1分56秒493(2025/アレックス・マルケス)