アプリリア・レーシングのマルコ・ベッツェッキは、2月3日から3日間、マレーシアのペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された今年最初のオフィシャルテストに参加。
アプリリアが準備した新車『RS-GP26』の本格的なテストプログラムに着手すると、3ヶ月前の第20戦マレーシアGPで14番グリッドからティソ・スプリントで10.2秒差の6位、グランプリレースで19.8秒差の11位だったトラックで7.9レースに相当する158ラップを周回し、公式予選1の4番時計(1分57秒549)を大幅に更新する1分56秒526を刻んで、トップタイムから0.124秒差の総合2番手に進出。最終日の午後には連続10ラップのロングランを実行し、アベレージは5番手だった。
「『MotoGP™』バイクに乗るのはいつも嬉しい。物凄く速いから。1ラップ目はいつも最高。新車の作業を始め、幾つかの比較にも取り組んだ。幾つか興味深いところがある。新車を理解するにはもう少し時間を費やすだろう。ノアーレのスタッフたちは本当に素晴らしい仕事をしたと言わなければいけない。とても興味深いものや沢山のパーツを準備してくれた。」
ファクトリーチーム所属1年目と2年目の比較
「実はアプローチはほぼ同じ。昨年は試すことが沢山あって、ファクトリーチームではそうやるんだというのを知ったけど、フィードバックは以前より少し良くなったと思う。もちろん、学習と改善の余地は常にある。」
2026年型『RS-GP』
「新車はまだ初期段階。テストが幾つか残っているし、初戦さえ終わっていないけど、サバドーリの意見に参戦。バイクは全体的に少し良くなっている。彼が言ったように、あらゆる面で少し進化したと言えるだろう。」
「バイクのキャラクターはほぼ同じ。最大の変化は2024年型と2025年型の間に発生した。今年型は多くの変更があるけど、改良は小さい。確かに変更があるけど、それを数値化するのは難しい。」
「あらゆる面で改善の余地があり、あらゆる面で改善を目指している。いつものように、新車を試すときは、全てが少しでも良くなることを願う。空力など、様々な面の作業に取り組んできたから、現時点で明確な比較をするのは難しい。まだやるべきことが沢山ある。」
「感触は良いし、バイクも悪くないけど、エンジニアたちが分析するためのデータを提供するために、まだテストすることや周回を重ねることが沢山ある。理解を深めるにはもう少し時間が必要だけど、順調に進んだ。」
エアロダイナミクス
「正直なところ、『MotoGP™』では、僕たちだけでなく、誰にとっても、常に僅かな違いについて話していると思う。だから、違いに関する質問に答えるのは本当に難しい。結局のところ、説明するのは非常に難しい。」
初戦に使用するパッケージ
「2日目の雨でスケジュールが遅れてしまい、次のタイで試したいことがあるから、まだパッケージは決まっていない。」
タイムアタック
「正直、もう少し良い結果を期待していたけど、常に何かを試していたので難しいし、適応する必要があるから、キャリアで最高のタイムアタックではなかった。テストでは、タイムアタックはある程度までしか意味がない。」
ホルヘ・マルティンの存在
「彼はスーパーに速いライダーだから、僕たちにとって大きな助けになる。特に彼の目が重要。もちろん、トラックに出てくれれば最高で、それは彼のためでもある。ロレンソォ・サバドーリは素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちは持っているものを最大限に活用することに努めた。」
他車との比較
「トラック上で他車にあまり遭遇しなかった。3日目の午前にペッコ・バグナイア、2日目にマーベリック・ビニャーレスとペドロ・アコスタを間近で見ただけ。もちろん、幾つかの違いに気づいて、エンジニアたちに説明したけど、特にテストでは、誰もが独自の計画を持ち、タイヤの状態や燃料の残量などは全く分からないから、比較は非常に難しく、具体的な意見を述べるのも難しい。」
タイのオフィシャルテスト
「明日にでもレースがしたい。テストはしばらくすると退屈してしまうから。非常に重要だけど、退屈でもある。レースは最高だけど、正直なところ、こういうテスト日が必要。タイでは初戦が間近に控えていて、テストで収集するデータが基礎となることから、さらに重要だ。」
アプリリアは、テスト毎に革新的なエアロダイナミクスを次々に導入。今回のテストで特に注目を集めたのはテールセクション。初日に気流を内側に誘導するインウォッシュ効果を目指したアーチ状のウイング『Obelix(オベリクス)』、2日目に気流を外側へ掃き出すアウトウォッシュ効果を狙い、僅かに前傾した2つのホーンと2列のウイングレットで構成された『Panoramix(パノラミックス)』を搭載し、データを収集した。