プレミアクラスは、2月21日から2日間、タイ東北部のブリーラムに位置するチャーン・インターナショナル・サーキットでプレシーズン3度目、最後となるオフィシャルテストを実施。2月27日から3月1日に当地で開催されるシーズンスタート、開幕戦タイGPに向けて最後の準備に取り組む。
ドゥカティ
2月3日から3日間、第20戦マレーシアGPの開催地ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された今年最初のオフィシャルテストでアレックス・マルケスが総合1番時計を記録。ファビオ・ディ・ジャンアントニオが総合3番手、マルク・マルケスが総合4番手、フランチェスコ・バグナイアが総合6番手に進出すれば、1年落ちの2025年型を駆けるフランコ・モルビデリは総合7番手。
さらに、アレックス・マルケス、フランチェスコ・バグナイア、マルク・マルケスは連続10ラップのロングラン、スプリントシミュレーションを実行してトップ3に進出。新車の高い戦闘力を示したが、トラックキャラクターが異なるところで、空力を中心としたテストプログラムを継続。
1月上旬に左脚の大腿骨を骨折したフェルミン・アルデグエルは前回のテストに続き欠場。開幕戦も欠場することから、BK8・グレシーニ・レーシングはミケーレ・ピロを代替に指名。ドゥカティにとって、レギュラーライダーの欠場は大きな痛手となるが、技術面の最終的な決断、特に開幕戦の際にホモロゲーションを取得するエアーパッケージの仕様を決定する重要な時期に、ドゥカティ機を誰よりも熟知するテストライダーを起用する。
アプリリア
マレーシアのテストを欠場したホルヘ・マルティンが復帰。前回のテストで総合2番時計を刻んだマルコ・ベッツェッキ、総合10番手ラウール・フェルナンデェス、総合12番手小椋藍に合流し、体調の回復具合を確認しながら、3か月ぶりに乗り込むアプリリア機のテストプログラムを開始。
1年前のテストで総合11番手、デビュー戦で5番グリッドからティソ・スプリントで4位、グランプリレースで5位に進出した小椋藍が参戦2年目のスタートに向けて、どのような仕上がりを見せるのかに注目が集まる。前回のテストでは体調を崩していたが、最多168ラップを周回していた。
KTM
前回のテストでは、ペドロ・アコスタとマーベリック・ビニャーレスに注目が集まっていたが、エネア・バスティアニーニとブラッド・ビンダーがステップ・バイ・ステップで上位に接近。セパンでは旋回性の向上を確認。ドゥカティ、アプリリアと共にエアーパッケージの仕様を決定する。
ホンダ
セパンで主役に躍り出たジョアン・ミルは2日目のタイムで総合5番手に進出。ルカ・マリーニ、ヨハン・ザルコと共にホンダ機の戦闘力が向上していることを証明。優遇措置のコンセッションでランク『D』から『C』に昇格したホンダは、エアーパッケージに加え、シーズンを通じて使用するエンジンの仕様を決定し、ディオゴ・モレイラは適応作業を継続。
ヤマハ
前回は技術的な問題を解明するために2日目の走行をキャンセルしたが、シェイクダウンテストに参加したことで、十分にデータを収集。初日の転倒で右手の中指を骨折したファビオ・クアルタラロが復帰し、アレックス・リンス、ジャック・ミラーと共に『V4』プロジェクトを前進させ、トプラク・ラズガトリオグルは走行経験がある当地でライディングポジション、特にシートの高さを調整しながら、ライディングスタイルの改善を図る。