世界で最もエキサイティングなスポーツ『MotoGP™』は、南米から北米へ北上し、今季初の2連戦の2戦目、シーズン3戦目となる第3戦アメリカGPを今週末に毎年劇的なドラマが生まれるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催。アプリリア史上初となる4連勝を達成したマルコ・ベッツェッキがポイントリーダーとしてアメリカのファンの前に登場。フルエントリーライダー21名の挑戦を受ける。
破竹の5連勝なるか?
昨年11月の第21戦ポルトガルGPから4連勝を挙げたマルコ・ベッツェッキは、2002年以降の『MotoGP™』時代でバレンティーノ・ロッシ、マルク・マルケス、ホルヘ・ロレンソ、フランチェスコ・バグナイアに次ぐ5人目の快挙を果たし、過去の最高位が2023年と2025年の6位だった当地で5連勝に到達すれば、バレンティーノ・ロッシ、マルク・マルケスに次ぐ3人目、プレミアクラス史上8人目の偉業となる。
ティソ・スプリントとグランプリレースでタイトル獲得に成功した2024年11月の最終戦ソリダリティGP以来となる表彰台、アプリリアに加入してから初めてトップ3入りを果たしたホルヘ・マルティンは総合2位に浮上。同時に2023年9月の第11戦カタルーニャGP以来、アプリリアに2度目のワンツーフィニッシュをもたらすことに成功。
コンストラクター部門の総合1位に進出するアプリリアに所属し、チーム部門の総合1位に初めて浮上したアプリリア・レーシングから参戦する両雄は、2年前にアプリリア機を走らせたマーベリック・ビニャーレスがポールポジションからティソ・スプリントとグランプリレースでダブルウィンを達成した舞台に挑戦する。
ホームグランプリ
チーム部門で総合2位に浮上したトラックハウス・チームは、ホームグランプリを迎え、連続5位に進出した小椋藍と開幕戦で連続3位を獲得したラウール・フェルナンデェスが世界的に認知度、知名度、注目度が上昇する中で更なる飛躍を目指す。
反撃の狼煙を上げるか?
ティソ・スプリントで優勝を挙げ、グランプリレースで3位表彰台を獲得したドゥカティは、序盤2戦でチャンピオンシップを圧巻したアプリリアに後塵に拝したが、今週末は1年前に予選でトップ3、ティソ・スプリントでトップ5、グランプリレースでトップ4を独占したトラックから反撃を開始したいところ。
特に左回りでチャンピオンシップ史上圧倒的に強さを誇り、当地最多の7勝を誇示するマルク・マルケス、昨年優勝を挙げたフランチェスコ・バグナイア、昨年連続2位を獲得したアレックス・マルケスは、パフォーマンスとリザルトで一歩前進させたいところ。
テック3の両雄、浮上のきっかけを掴むか?
コンストラクター部門で総合3位に位置するKTMの中で1人気を吐く、ペドロ・アコスタは3年前にプレミアクラスで初めて表彰台を獲得したトラックに戻り、2年前にダブルウィンを達成したマーベリック・ビニャーレス、4年前に逆転優勝を挙げたエネア・バスティアニーニが巻き返しの契機としたいところ。
規格外トラックに挑むホンダ勢
アプリリア勢、ドゥカティ勢、ペドロ・アコスタに次ぐ存在となっているホンダ勢のヨハン・ザルコ、ルカ・マリーニ、特に連続転倒で好機を逃したジョアン・ミルは開催日程の中で最も高低差があり、最も長いストレート、連続した切り返し、多彩な20のコーナーを構えるレイアウトに対して、どのようなパフォーマンスを発揮し、リザルトを獲得し、どれほどイタリア勢に接近するのか興味深い。
将来を視野に入れた学習過程の継続
予選とティソ・スプリントにおけるファビオ・クアルタラロのパフォーマンスは『V4』プロジェクトに活力を与え、前向きな姿勢を決して崩さず、2度の優勝経験を誇るアレックス・リンスの高いモチベーションとともに、テクニカルトラックに挑戦。貴重なデータとフィードバックを収集しながら、来年を視野に実戦での学習過程を継続する。
天気予報
降水確率2%以下のドライコンディション。金曜日と日曜日は気温が30度を超えるが、土曜日の最高気温は24度の晴れが予報されている。
Moto2™
開幕戦タイGPで表彰台発進を決めたダニエル・オルガドは、第2戦ブラジルGPで優勝。プレミアクラスのライダーたちから昇格候補の1人に挙げられるパフォーマンスを発揮するように、参戦2年目で初めてポイントリーダーに飛び出した。
20歳のスペイン人ライダーに挑戦するのは、3位を獲得したマヌエル・ゴンザレス、初表彰台を獲得たダニエル・ムニョス、後方から追い上げたイサン・グエバラ、フォワード機と自身の軽量化に成功して自己最高位を獲得したアレイシ・エスクリチ、昇格候補ナンバーワンのダビド・アロンソ。そして、昨シーズン総合3位のバーリー・バルトゥス、総合4位のアロン・カネトがどこまでパフォーマンスを向上できるのか関心が高い。
開幕戦で右足のくるぶしを骨折したルカ・ルネッタは欠場。前戦に引き続き、デニス・フォッジャが代役を務める。
Moto3™
初めて訪れたチャーン・インターナショナル・サーキットとゴイアニア・インターナショナル・レーストラック・アイルトン・セナで2位と1位を獲得したマキシモ・キレスは18歳の誕生日を自ら祝うように初めてポイントリーダーに浮上。今週末も初めて訪れるサーキットに挑戦する。
ポイントリーダーに挑戦するのは、参戦1年目のマルコ・モレリ、ヴァダ・プラタラ、ブライアン・ウリアルテ、ケーシー・オゴーマン、リコ・サルメラ、参戦2年目のアルバロ・カルペ、バレンティン・ペローネ、グイド・ピニ。
開幕戦タイGPで初優勝を挙げ、第2戦ブラジルGPでトップ走行中に転倒を喫したダビド・アルマンサは左肘を骨折したことから欠場。チームメイトのダビド・ムニョスは開幕戦後に昨年10月の第18戦インドネシアGPで骨折した左脚大腿骨の手術を受けたことから今週末も欠場することになり、リキモリ・ダイナボルト・インタクトGPは代役として、昨シーズン開幕戦からGRYD-Mラボ・レーシング、第9戦イタリアGPからレベルアップ-MTAから参戦し、今シーズンは『Moto2™欧州選手権』に参戦する予定のマルコス・ウリアルテを招集。21歳のスペイン人ライダー、マルコス・ウリアルテはジュニアGP™世界選手権とレッドブル・ルーキーズ・カップでタイトルを獲得し、今季から参戦する17歳のスペイン人ライダー、ブライアン・ウリアルテのいとこ。