ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケスは、第3戦アメリカGPのグランプリレースで2列目6番グリッドからティソ・スプリントで他車の転倒を引き起こしたことから、科せられたロングラップペナルティを4ラップ目に履行して7番手から6.272秒差の11番手に後退。
ラウール・フェルナンデェス、アレックス・マルケス、エネア・バスティアニーニ、フランチェスコ・バグナイアを抜いて、8.10秒差の5位まで挽回。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズで2021年以来となる優勝を逃したが、開幕戦タイGPでリアホイールとリアタイヤの問題でリタイア、第2戦ブラジルGPはトラックコンディションが理由で周回数が3分の2に縮小されたことから、タイトルを獲得した昨年10月の第17戦日本GP以来、レース距離を完了した。
「危機を脱するというのは、トラブルを回避し、そこから抜け出すことだけど、昨日は自らトラブルを招いてしまい、今日はその代償を高く支払うことになった。『MotoGP™』では集団から抜け出すには、特に最初の数ラップは忍耐強く走らなければいけない。」
「レースで改善すべき点を幾つか特定できた。それはやはり最初の数ラップ。どうも自分のリズムを掴めず、今日も1コーナーで同じミスを犯しそうになった。そこが弱点。意図的ではないミスなので、改善に取り組む必要がある。」
「レースが進むにつれてタイヤの摩耗が進むと、バイクの操縦性が向上し、力をあまり使わなくてもよくなるから、そこでより快適に走れるようになり、挽回することができた。」
フィジカル面の限界
「体調?あらゆる要素の組み合わせ。バイクの挙動もそうだけど、最初の数ラップは確かに自分の走りに影響している。新品タイヤは体力勝負。全ての力を使わなければいけない。そこの改善を続けて行く必要がある。確かに金曜日の転倒も影響した。週末を通してその影響を引きずっていたけど、その転倒がなかったとしても、結果はそれほど変わらなかっただろう。」
ドゥカティ機の競争力
「問題は他のメーカーに起因している。僕たちは昨年と比べて、明らかに前進した。そう思う。ファステストラップとレースペースの両方で、ここまで訪れたほぼ全てのトラックで速くなっているけど、アプリリアは1.5歩も進歩した。だからこそ、作業を継続し、これまで以上に団結し、一歩ずつ着実に前進しなければいけない。」
「少しの変更を加えるだけで、ライダーの自信が高まり、バイクの上で解放され、ラップタイムも良くなると思う。ヘレスで一歩前進し、少しずつ状況を好転させられるかどうか見てみよう。純粋なスピードという点では、それほど悪くはないけど、安定性が欠けている。」
チャンピオンシップ
「チャンピオンシップ?まだ3戦しか終わっていない。最初から自分を除外すると、大変なことになってしまう。プッシュし続けなければいけない。まだ稼げるポイントは沢山あるし、まだレースも沢山ある。昨日も見たように、僕もミスしたし、同じレースでマルコ・ベッツェッキもミスをした。これからもミスはするだろう。僕がミスをしたら、ベッツェッキもミスをするだろう。問題はリードしている方が有利で、ミスをしても許されるということ。日曜日の全てのレースで全ての周回でトップを走り続けている。絶好調だ。今のところ負ける可能性があるのは彼だけ。僕たちは勝つことしかできない。」
ティソ・スプリントで転倒してポイントを稼げなかった後、グランプリレースで11ポイントンを加算させたマルク・マルケスは総合5位を維持したが、ポイントリーダーとのギャップが22ポイント差から36ポイント差に拡大。
2週間後にルサイル・インターナショナル・サーキットで開催が予定されていたカタールGPが11月に延期されたことから、4週間後にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催されるスペインGPに向けてフィジカルコンディションの向上を目指す。