アプリリア・レーシングのホルヘ・マルティンは、第4戦スペインGPのティソ・スプリントで3番手走行中の2ラップ目1コーナー手前で技術的な問題ではなく、手続き上の問題(フロントブレーキを設置した際に何らかの問題)が発生したことからリタイアを強いられたが、グランプリレースは、プラクティスの低速走行でグリッドポジションを3つ降格するペナルティが科せられ、10番グリッドからスタートすると、スタートで5番手、1ラップ目4番手に浮上。
4ラップ目から4番手を走行して9.229秒差の4位でチェッカーフラッグを受けて、週末に13ポイントを加算。ポイントリーダーからのポイント差が4から11に広がったが、総合2位を維持した。
「疑いなく、マルコ・ベッツェッキは彼のキャリアの中で最高の状態を迎えている。日曜日に状況を好転させるのは信じられないことだ。僕は最大限を尽くした。これ以上できることは、ほとんどなかった。他のアプリリア勢が後ろから猛烈に迫って来たから、もっと悪い状況になっていた可能性もあった。これがレースというもの。僕たちの進歩には満足。タイヤマネジメントを試みたけど、序盤からリアタイヤのフィーリングがあまり良くなかった。ブレーキングのときも加速のときもグリップの不足を感じたから、原因を突き止める必要がある。」
ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトに延滞したホルヘ・マルティンは、翌日オフィシャルテストに参加。2月にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催された3日間のオフィシャルテストを欠場したことから、エキゾーストなどまだ試していなかったパーツやエルゴノミクスのテストプログラムに取り組んで、2.56レースの距離に相当する64ラップを周回。トップタイムから0.739秒差の11番手でテストを終えた。
「今日は、昨日感じたリアタイヤの違和感を改めて確認したかった。走り出した途端、昨日よりもずっと良い感じ。つまり、リアタイヤの状態があまり良くなかったということだろう。」
「それから、2月に失った時間を取り戻そうと、テスト走行を始め、他のライダーたちが使っているパーツや、まだ自分には搭載されていなかったものなど、幾つかのことを試してみた。新しいパーツを装着するたびに、たとえ中古タイヤでも、パフォーマンスが向上した。」
「パッケージが大幅に改善されたのは明らか。ブレーキングとコーナリングのフィーリングが良くなり、アクセラレイション時のグリップも少し向上した。全体的に全てが良かった。参加者全員が進歩しているのは明らかだけど、僕たちは一歩前進した。」
「常に改善の余地はあると僕は思う。このスポーツに頂点はなく、常に何らかの分野で改善できる余地があり、アプリリアはまさにそれを実践している。実際、彼らは全力を尽くし、一切の妥協をせず、バイクの改良に向けて非常に集中している。」
「彼らは『もうこれで十分だ』と言うわけではなく、むしろ、どこを改善できるかを見極めようとしている。今回のテストでマルコも僕も一歩前進できたと考える。その結果は今後のレースで明らかになるだろう。」
確かな手応えを掴んだ28歳のスペイン人ライダー、ホルヘ・マルティンは3年前に5番グリッドから優勝と2位、2年前にポールポジションから連続優勝、1年前に負傷欠場したルマンのブガッティ・サーキットに挑戦する。