第8戦ハンガリーGPのプレスカンファレンスは、6月4日にバラトンパークのプレスカンファレンスルームで開催され、ポイントリーダーのマルコ・ベッツェッキ、総合5位小椋藍、総合8位マルク・マルケスが出席。第7戦イタリアGPを振り返り、明日開幕するシーズン8戦目の期待と抱負を語った。
マルコ・ベッツェッキ
「ムジェロでの週末は本当に素晴らしかった。レースは本当に最高だった。イタリアで良い結果を出すために懸命に努力し、幸運にも、それを達成することができた。結果にはとても満足。もちろん、映像を何度も、おそらく10回くらい友人たちと一緒に見返した。アドレナリンが出ていたせいで、あまり覚えていなかったので、何が起こったのか、どうすればもっと上手くできたのかを理解するために、最初から全てを見直す必要があった。さあ、バラトンパーク。仕事に戻らなければいけない。」
「結局のところ、紙面上では他のレースと何ら変わりない。つまり、僕たちライダーはどのレースにも同じように臨む必要があるということ。ライダーにとって、ホームグランプリは無意識のうちに特別な意味を持つのは明らかだけど、だからといって僕自身が変わるわけでも、自分の価値が上がるわけでも下がるわけでもない。決して簡単な週末ではなかったけど、自分の仕事をきちんとやり遂げることができたので満足。」
「ホルヘ・マルティンは非常に強く、経験豊富で、何でもこなせる。シーズン序盤なので、まだ落ち着きたい。こういうことをあれこれ言うのは時間の無駄。チャンピオンシップのことをあまり考えていないし、彼もそうだと思う。今は落ち着いて、ベストを尽くだけ。これから状況は変わっていくだろう。その時になったら、また考えよう。」
「バラトンパークはとても独特です。気に入っている。非常にタイトでストップ&ゴーが続き、セクター2は非常に高速なセクション。昨年マルク・マルケス、ペドロ・アコスタと素晴らしいバトルができた。全く異なるトラックだから、コーナーへのアプローチを変え、ライディングスタイルを調整する必要があるけど、走っていて楽しい。一番重要なのは、明日良いスタートを切って、セッション毎に力強く走り続けること。」
小椋藍
「このトラックで改善するのは、ほぼ全て。昨年は全てのセクションで苦戦した。簡単ではない。今年はどうなるか見てみよう。金曜日の朝に良いスタートを切ることが非常に重要。」
「レース後半は最も強いライダー?はい、でもレース前半は最も弱いライダー。もっと速く走らなければいけない。本当はそうしたくないけど、どうしても安全に走ってしまう。何とかして、その壁を乗り越え、レース序盤でもっと速く走れるようにならなければならない。」
「僕たちは常に上位を目指してトライしているけど、今のところ、マルコ・ベッツェッキとホルヘ・マルティンの方がずっと良い結果を収めている。もっと頑張らないと!」
マルク・マルケス
「ムジェロの後で友人は氷だった。身体中を冷やし、回復に努めた。3日経っても、何も変化を感じない。バラトンとブルノの間で何らかの変化があればいいけど、数週間を費やすことは承知している。バイクに乗る自信も取り戻さなければいけないけど、まずはフィジカル面を整える必要がある。」
「最初の問題は、筋肉につながる神経を回復させること。 今、筋肉が以前と同じように動いていないと感じる。以前よりもずっと弱くなっている。」
「優勝候補?それは忘れて。僕が優勝や表彰台を争うということは、他のライダーたちが何か上手く走れていないということ。昨年のムジェロは、ポールポジションから両レースで優勝したけど、今週末も同じ心構え。自分自身に集中するだけ。特にマルコ・ベッツェッキとホルヘ・マルティン、他のライダーたちは別次元のレベルに達している。ムジェロで観たように、彼らははるかに速い。」
「アプリリア、特にマルコ・ベッツェッキは昨年の夏以降、その強さを証明してきた。彼とホルヘ・マルティンは共に非常に高いレベルにあり、マルコの方がより安定していた。」
「これから彼らの戦いは非常に興味深いものになるだろう。2人とも非常に速いから。ホルヘはワールドチャンピオンになるために何が必要かを既に理解しているけど、マルコも好調で、週末を通して最も安定した走りをしているから、面白い展開になりそうだ。どうなるか見てみよう。ここでは、彼らに追いつこうとトライするけど、それは無理だと思う。もし僕が彼らと互角に走れるとしたら、それは彼らが何か上手くいっていないということ。彼らが万全であれば、僕よりもずっと速いはずだから。」
スタティスティクス
300勝
第7戦イタリアGPでマルコ・ベッツェッキがプレミアクラスで10勝目を挙げたことで、イタリアがプレミアクラスにおいて299勝目に到達。史上初の300勝まで、あと1勝に接近。最多勝はバレンティーノ・ロッシの89勝。ジャコモ・アゴスチーニ(68勝)、フランチェスコ・バグナイア(31勝)、アンドレア・ドビツィオーソ(15勝)、マックス・ビアッジ(13勝)が続く。
100勝目
昨年8月にバラトンパークで初開催された第14戦ハンガリーGPでポールポジションからダブルウィンを達成したマルク・マルケスがグランプリレースで昨年9月の第16戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来となる優勝を挙げれば、ジャコモ・アゴスチーニ(122勝)、バレンティーノ・ロッシ(115勝)に次ぐ、史上3人目となるオールクラス通算100勝目に到達。
100勝目
マルク・マルケスが昨年9月の第16戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来、またはフランチェスコ・バグナイアが昨年10月の第17戦日本GP以来となる優勝を挙げれば、ドゥカティのファクトリーチームが100勝目に到達。
ワンツーフィニッシュ
アプリリア・レーシングは第7戦イタリアGPでシーズン4度目のワンツーフィニッシュを達成。2013年にレプソル・ホンダ・チームのダニエル・ペドロサとマルク・マルケスが記録した5度のワンツーフィニッシュまで、あと1度に接近。
出走150戦目
2018年からプレミアクラスに参戦するフランコ・モルビデリが今週末にプレミアクラス150戦目に到達。第7戦イタリアGPまでに、150戦以上の出走数を記録したのは、マルク・マルケス(212戦)、ジャック・ミラー(205戦)、マーベリック・ビニャーレス(198戦)、ヨハン・ザルコ(172戦)、アレックス・リンス(152戦)の5人。