世界で最もエキサイティングなスポーツ『MotoGP™』は、チャンピオンシップが始まった1949年から毎年開催する伝統舞台、通称カテドラル(大聖堂)と呼ばれるTT・サーキット・アッセンで第10戦オランダGPを開催。
ターニングポイントとなるか
開幕戦タイGPからコンストラクター部門、チーム部門、ライダー部門をリードしてきたアプリリア、アプリリア・レーシング、マルコ・ベッツェッキ、ホルヘ・マルティンは、第7戦イタリアGPで歴史的な記録を打ち立てたが、第8戦ハンガリーGPは多重クラッシュ、第9戦チェコGPは出場停止とダブルロングラップペナルティが影響。
チャンピオンシップをリードするマルコ・ベッツェッキとホルヘ・マルティンは平均速度が高いテクニカルなレイアウトと数々の歴史的なドラマを生み出してきた最終シケインを擁するトラックでアプリリア機の高いコーナリング性能を引き出し、リズムを掴んでポジティブな流れを取り戻しに行く。
目標は連続表彰台、そして初優勝
アプリリア・レーシングの2人とは対照的に主役に名乗りを挙げ、圧巻するレース後半の強さに、1発の速さが向上してきた小椋藍は、1年前に16位と14位だったブルノで初めてのポールポジションから連続2位を獲得。今週末は1年前に16位と接触転倒を喫したアッセンでどのようなパフォーマンスを見せ、リザルトを獲得できるか今週末も期待が高まる。
ターゲットは5年連続の優勝
ホームの第7戦イタリアGPでは、ライバルのアプリリアに優勝とワンツーフィニッシュを奪われたドゥカティだったが、マルク・マルケスが第8戦ハンガリーGPから連続優勝、フランチェスコ・バグナイアは第6戦カタルーニャGPから4戦連続の3位、ファビオ・ディ・ジャンアントニオは総合3位に進出、フェルミン・アルデグエルはフィジカルコンディションの向上とともにパフォーマンスも右肩上がりに向上、アレックス・マルケスが負傷から復帰。
ポジティブな流れを掴んだ今週末は、マルク・マルケスが1年前にダブルウィンを成し遂げ、フランチェスコ・バグナイアが2022年から3年連続の優勝を果たした右回りトラックに挑む。
ポジティブなパフォーマンスとリザルトを追求
金曜日から連続して技術的な問題に見舞われたペドロ・アコスタは今季初めて週末にポイントを稼げず、総合4位から6位に後退。今季5度目のトップ10を果たしたエネア・バスティアニーニ、今季7度のポイント圏内に進出したブラッド・ビンダー、ブルノでパフォーマンスが向上したマーベリック・ビニャーレスとともに、信頼性を取り戻し、2023年と2025年の4位が最高位だったトラックでポジティブなパフォーマンスとリザルトを目指す。
目指すはトップ5、狙いは表彰台
第8戦ハンガリーGPでルカ・マリーニが5位、第9戦チェコGPでジョアン・ミルが5位に進出。第7戦イタリアGPからディオゴ・モレイラが3戦連続して公式予選2に進出。段階を踏んで競争力が高まっていることから、高速とリズムが重視される、流れるようなレイアウトとテクニカルなセクションが融合するトラックで3戦連続のトップ5入り、そして昨年10月の第20戦マレーシアGP以来となる表彰台に挑む。
トプラク・ラズガトリオグル、次ぎの一歩を踏み出せるか
第5戦フランスGPで6位、第6戦カタルーニャGPで5位に進出し、『V4』プロジェクトのベストリザルトを次々に更新したファビオ・クアルタラロだったが、第7戦イタリアGPから3戦連続して0ポイント。2021年の優勝など、軽量級時代から好成績を残してきたトラックでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか関心が注がれる。
その一方で、第3戦アメリカGPに続き、ヤマハ勢で唯一ポイント圏内に進出したトプラク・ラズガトリオグルはスーパーバイク世界選手権の開催地であるサーキットで次の一歩を踏み出したいところ。
天気予報
週末の3日間は晴れ。金曜日は最高気温が37度まで上昇するが、土曜日は33度、日曜日は28度が予報されている。
Moto2™
ポイントリーダーのマヌエル・ゴンザレスは、前戦チェコGPで5位に進出したことから、総合2位イサン・グエバラ、総合3位チェレスティーノ・ヴィエッティ、総合4位セナ・アギウスに対してアドバンテージを2戦で逆転が不可能な50.5ポイント差、56.5ポイント差、58.5ポイント差に拡大。1年前に1.7秒差の3位を獲得したサーキットで、さらにポイント差を拡大できるか、それとも、ライバル勢がポイントリーダーの前でゴールして、ポイント差を詰めることができるか関心が集まる。
注目は今季初表彰台を獲得した総合5位ダビド・アロンソ、中量級初優勝を挙げた総合7位イバン・オルトラ、2戦連続の表彰台を獲得した総合8位フィリップ・サラッチ、右前腕を手術してからパフォーマンスが向上してきた総合16位ホセ・アントニオ・ルエダ。
Moto3™
ポイントリーダーのマキシモ・キレスは、前戦チェコGPで今季8度目の表彰台を獲得。6位だった総合2位アルバロ・カルペとのポイント差を65まで拡大。開幕戦タイGPから確実にアドバンテージを広げているが、アルバロ・カルペとしては、サマーブレイク前の2戦で逆転が可能なポイント差まで挽回したいところ。
注目は4人の新人。初優勝を挙げた総合7位ハキム・ダニッシュ、2位を獲得した総合3位ブライアン・ウリアルテ、今季既に2度の表彰台を獲得した総合6位ヴェダ・プラタマ、マキシモ・キレスと共に全戦でポイントを連取する総合5位マルコ・モレリ。