ドゥカティ・レーシング・チームのマルク・マルケスは、第13戦アラゴンGPのグランプリレースで第8戦ハンガリーGP、第9戦チェコGP、第11戦ドイツGPに続き、今季4勝目。左回りサーキットで開催されたバラトンパーク、ザクセンリンクに続き、モーターランド・アラゴンで今季3度目のダブルウィンを達成。
今季初優勝を挙げた第8戦ハンガリーGP以降、側近の6戦で最多166ポイントを稼ぎ、第7戦イタリアGPが終了した時点で、広がっていたポイントリーダーとのギャップを102ポイント差から19ポイント差に縮め、総合8位から2位に浮上した。
プレミアクラス優勝数
マルク・マルケスはプレミアクラス14年目のシーズンに4勝を加算。バレンティーノ・ロッシ(参戦数:372戦)、アレイシ・エスパルガロ(259戦)、アンドレア・ドビツィオーソ(248戦)、アレックス・バロス(245戦)、ダニエル・ペドロサ(221戦)に続き、ニッキー・ヘイデン(218戦)に並ぶ参戦数となった第13戦アラゴンGPで77勝目に到達し、最多勝利の記録を持つバレンティーノ・ロッシの89勝に、あと12勝に迫った。
優勝ランキング
1. バレンティーノ・ロッシ: 89勝
2. マルク・マルケス: 77勝
3 ジャコモ・アゴスチーニ: 68勝
4. ミック・ドゥーハン: 54勝
5. ホルヘ・ロレンソ: 47勝
30歳以上の優勝数
1993年2月17日生まれの33歳。30歳となった2023年以降64戦中18勝目を挙げ、30歳以上の優勝数でバレンティーノ・ロッシの優勝数に並び、ミック・ドゥーハンの記録まで、あと15勝に接近した。
30歳以上の優勝ランキング
1. ミック・ドゥーハン: 33勝
2. バレンティーノ・ロッシ: 18勝
3. マルク・マルケス: 18勝
4. ジャコモ・アゴスチーニ: 16勝
5. ジェフ・デューク: 15勝
同一サーキットでの優勝
第11戦ドイツGPが開催されたザクセンリンクで2年連続10度目の優勝を達成したマルク・マルケスは、レジェンド、ジャコモ・アゴスチーニが1975年7月にフィンランドの市街地サーキット、イマトラ・サーキットで成し遂げた、同じサーキットでの史上最多勝に並んだ後、モーターランド・アラゴンで8度目の優勝を挙げ、再び歴史を刻んだ。
同一サーキット優勝ランキング
10勝
ジャコモ・アゴスチーニ: イマトラ・サーキット
マルク・マルケス: ザクセンリンク
8勝
ジャコモ・アゴスチーニ: スパ・フランコルシャン
バレンティーノ・ロッシ: TT・サーキット・アッセン
マルク・マルケス: モーターランド・アラゴン
7勝
バレンティーノ・ロッシ: ムジェロ・サーキット
バレンティーノ・ロッシ: ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエト
バレンティーノ・ロッシ: バルセロナ-カタルーニャ・サーキット
マルク・マルケス: サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
左回りトラック
プレミアクラス2戦目の舞台となったサーキット・オブ・ジ・アメリカズで史上最年少の優勝記録を樹立したマルク・マルケスは以降、反時計回りで圧倒的な強さを誇示。77勝中37勝は左回り。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ: 12戦中7勝
ラグナセカ: 1戦中1勝
インディアナポリス: 3戦中3勝
バラトンパーク: 2戦中2勝
ザクセンリンク: 11戦中10勝
モーターランド・アラゴン: 12戦中8勝
フィリップアイランド・サーキット: 10戦中4勝
サーキット・リカルド・トルモ: 9戦中2勝
2026年シーズンに反時計回りで開催されるのは、全22戦中、第3戦アメリカGP、第8戦ハンガリーGP、第11戦ドイツGP、第13戦アラゴンGP、第18戦オーストラリアGP、最終戦バレンシアGPの6戦。
残り9戦のタイトル争いにおいて、フィリップアイランド・サーキットでは4勝を含む5度の表彰台、サーキット・リカルド・トルモでは2勝を含む6度の表彰台を獲得。
9戦中7戦は時計回りトラック。次戦の開催地となるミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリでは6勝を含む8度の表彰台、レッドブルリンクでは昨年の初優勝を含む4度の表彰台、モビリティリゾートもてぎでは3勝を含む9度の表彰台、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットでは2勝を含む4度の表彰台を獲得したが、プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキットではグランプリレースでまだ1度もポイントを稼いだことがなく、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェでは2022年の6位が最高位。
未勝利サーキット
2013年以降、プレミアクラスで優勝を挙げられず、まだ優勝を挙げていないサーキットは、ブッダ・インターナショナル・サーキット、プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキット、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェ。3つとも右回りトラック。
第17戦インドネシアGPの開催地となるプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・サーキットでは、初開催の2022年にウォームアップ走行でハイサイドから週末3度目の転倒を喫した際に頭部を強打し、脳震盪に見舞われたことから決勝レースを欠場。2023年はティソ・スプリント、グランプリレースで連続転倒。2024年は3位を獲得した後、白煙を噴出し、炎上したことからリタイア。2025年はショートレースで6位、ロングレースで追突されて転倒。
第21戦ポルトガルGPの舞台となるアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェでは、2022年の6位が最高位。2023年は3位と転倒リタイア、2024年は2位と転倒16位。
2年連続8度目となるタイトル獲得には、もしかしたら、第17戦インドネシアGPと第21戦ポルトガルGPのリザルトが大きく左右するかもしれない。
次戦サンマリノ&リミニ・リビエラGPはミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9月11日から13日に開催。