世界で最もエキサイティングなスポーツ『MotoGP™』は、今週末にオーバーシーズの2戦目、今季6度目の2連戦の2戦目となる第17戦インドネシアGPを中高速セクションとハードブレーキングが融合されたプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催。注目は前王者ホルヘ・マルティンと現王者マルク・マルケスのタイトル争い。
一騎打ちのタイトル争い
第15戦オーストリアGPでは、ホルヘ・マルティンが優勝と2位を獲得してポイントリーダーの座を奪回したが、第16戦日本GPでマルク・マルケスが今季5度目の連続優勝を挙げ、12ポイント差から2ポイント差に接近。
プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットでは、ホルヘ・マルティンは2022年に転倒、2023年に優勝と転倒、2024年に転倒10位と優勝、2025年に負傷欠場。マルク・マルケスは2022年にウォームアップ走行での転倒で欠場、2023年に連続転倒。2024年に3位と技術的問題でリタイア、2025年は6位と追突転倒。過去の成績では、ホルヘ・マルティンがドゥカティ時代に優勝を挙げた一方で、マルク・マルケスにとっては、まさに鬼門という場所。
ポイント差を詰められるか?
残り6戦222ポイントのタイトル争いにおいて、モビリティリゾートもてぎで6位と3位だったマルコ・ベッツェッキは、42ポイント差から49ポイント差にギャップが拡大。1年前にティソ・スプリントで優勝を挙げたトラックで1戦以内となる37ポイント差まで挽回できるかどうかが、焦点の1つ。
90ポイント差の総合4位ペドロ・アコスタと96ポイント差の総合5位小椋藍にとっては、第18戦オーストラリアGPからの3連戦に望みを繋げるために、今週末にどこまでポイント差を詰められるか、トップ2の前でフィニッシュできるかが重要。ペドロ・アコスタは2024年と2025年に連続2位、小椋藍は昨年負傷欠場。
アプリリア対ドゥカティ
総合7位ラウール・フェルナンデェスはモビリティリゾートもてぎで復調した走りを見せ、今季初めて週末にポイントを稼げなかった総合6位ファビオ・ディ・ジャンアントニオとのギャップを14ポイント差まで接近。
過去もてぎで好結果を残せなかったアプリリア勢が再び速さと強さを披露したが、マルク・マルケスと共に猛進してきたドゥカティがコンストラクター部門でアプリリアとのポイント差で並び、優勝数で今季初めて総合1位に飛び出すと、今週末は、2023年からフランチェスコ・バグナイア、ホルヘ・マルティン、フェルミン・アルデグエルが優勝を挙げたトラックで、アドバンテージの拡大を狙う。
ダークホースはKTM勢
当地初開催の2022年にミゲール・オリベイラが優勝を挙げ、2024年はペドロ・アコスタが2位、2025年はペドロ・アコスタが2位、ブラッド・ビンダーが4位に進出。さらに、前戦日本GPではエネア・バスティアニーニが異名『ザ・ビースト』の走りが蘇るように連続4位に進出し、マーベリック・ビニャーレスが負傷から復帰。KTMが上昇気流に乗って、ドゥカティ、アプリリアに挑戦する。
代役参戦
第14戦サンマリノ&リミニ・リビエラGPのグランプリレースで体調不良が原因でリタイアを余儀なくされたジョアン・ミルは自宅で療養中のため、ホンダのテストライダーを務めるアレイシ・エスパルガロが代役に指名され、昨年11月の最終戦バレンシアGP以来今季初参戦。
天気予報
水曜日から日曜日まで晴れ。最高気温28度、最低気温20度。週末3日間の降水確率は10%未満と安定した天気が予報されている。
Moto2™
ポイントリーダーのマヌエル・ゴンザレスは、モビリティリゾートもてぎで今季初めて0ポイントで終わり、総合2位イサン・グエバラが2戦連続3勝目を挙げたことから、2人のギャップは35.5ポイント差から1戦で逆転可能な10.5ポイント差まで接近。
第16戦日本GPが終了した時点で、64ポイント差の総合3位イバン・オルトラ、79.5ポイント差の総合4位ダビド・アロンソ、91.5ポイント差の総合5位ダニエル・オルガド、93.5ポイント差の総合6位セナ・アギウス、101.5ポイント差の総合7位フィリップ・サラッチ、112.5ポイント差の総合8位チェレスティーノ・ヴィエッティ、128ポイント差の総合9位アロンソ・ロペスまでが数字上、逆転の可能性が残されているが、事実上、マヌエル・ゴンザレスとイサン・グエバラの一騎打ち。
1年前はイサン・グエバラが2位、マヌエル・ゴンザレスは2番手でフィニッシュラインを通過したが、レース後に認証されていないソフトウェア(1つ前のバージョン)を使用していたことから失格となっていた。
Moto3™
週末最大の焦点はマッチポイント。残り6戦150ポイントのタイトル争いにおいて、第16戦日本GPで2位を獲得したポイントリーダーのマキシモ・キレスは、優勝を挙げた総合2位ダビド・アルマンサに127ポイント差、表彰台を獲得した総合3位アルバロ・カルペに135ポイント差、4位だった総合4位ブライアン・ウリアルテに139ポイント差のアドバンテージを持って、2度目のマッチポイントを迎え、今季10勝目を挙げれば、チャンピオンに輝く。