モンスターエナジー・ヤマハのファビオ・クアルタラロは、週末にルマンのブガッティ・サーキットで開催された第5戦フランスGPに挑戦。オフィシャルテストで80ラップを周回した後、2020年、2021年、2025年にポールポジション、2021年に3位を獲得したホームグランプリの初日、フリープラクティス1で18番手、プラクティスで17番手。
理想的な週末のスタートを切れなかったが、フリープラクティス2で昨年11月の最終戦バレンシアGPウォームアップ走行以来今季初めて1番時計を刻むと、公式予選1は2番手。第2戦ブラジルGPに続き、今季2度目となった公式予選2は0.197秒差の6番手に進出。
13ラップのティソ・スプリントは4.402秒差の5位。第2戦ブラジルGPの6位を上回り、昨年11月の第21戦ポルトガルGP以来となるトップ5入りを達成。
27ラップのグランプリレースは、5番グリッドからスタートすると、7.756秒差の6位。『V4』プロジェクトのベストリザルトを獲得した。
「非常にスムーズなブレーキングをしなければいけなかった。バイクのポテンシャルはまだ低いことを承知しているけど、これほど良い感触を得たのは久しぶり。今日は100%の力を出し切ることができ、特にグループが密集していて、追い越しを試みやすかった序盤はとても楽しかった。」
将来に向けて楽観的?
「楽観的とは言えないけど、結局のところ、バイクの性能が向上すれば、誰もが恩恵を受ける。どちらかというと、自信の問題。僕自身はバイクの性能が少し良くなったと感じる。他のトラックでどうなるか、これから見ていこう。でも、全力でプッシュできるはず。序盤の4ラップはトップグループを維持できた。これは大きな違い。ヘレスでのタイムアタックでは、2025年のベストタイムには遠く及ばなかったけど、今週末は僅かコンマ4秒差。満足できる結果と言えるだろう。実際、バイクの限界をより深く理解できるようになってきた。」
今季最高の週末
「自分のポジションに関係なく、常に限界まで自分を追い込んでいるからこそ、僕は幸せを感じる。これからもずっと、この姿勢で走り続けることが、将来にとって大切。ライダーとして成長したいし、バイクに乗るたびに全力を出し切るモチベーションを失いたくない。より良いパッケージを手に入れたら、この調子で努力を続ける。結果は必ずついてくると信じている。」
パッケージの改善
「僕たちは常に微調整を通して最高のパフォーマンスを追求している。より良いパッケージが手に入るまでは、バイクに大幅な変更を加えるつもりはない。今はバイクにあまり手を加えず、主に電子制御に集中したいと考えている。チームが何か新しいものをテストのために持ち込んだら、それを試してみて、前進できるかどうかを確認する。」
電子制御の改善
「電子制御の調整には多くの時間を費やしてきた。個人的には、電子制御の介入が少ない方がコントロールを維持するのが難しいけど、今日はそれがプラスに働いた。とはいえ、1ラップ目で見たように、1コーナーでまるで止まっているかのように追い抜かれてしまったから、まだ難しい状況。良い仕事をしたけど、特に3ラップ目から6ラップ目にかけて、まだ改善すべき点が幾つかある。グリップ力がもっと必要。」
「全力を尽くした。今日の順位を維持するために負ったリスクは極めて大きかったけど、良いレースができたと思う。いつも言っているように、順位は単なる数字に過ぎない。ヘレスではアレックス・マルケスに29秒差だったけど、今日はホルヘ・マルティンから7秒差まで迫った。最も重視しているのは、その差、つまりどれだけ近づけるかということ。その点では、週末は良かったと言えるだろう。」
週末に今季最多となる15ポイントを稼いだ総合16位のファビオ・クアルタラロは、プレミアクラス1年目の2019年に初表彰台を獲得、2020年と2022年に優勝、昨年9月に2番グリッドからティソ・スプリントで最高位の2位と5位に進出したバルセロナ-カタルーニャ・サーキットに挑戦。グランプリ終了後には重要なオフィシャルテストが控えている。