決勝レース:ドビツィオーソが0.02秒差で開幕優勝

照明が輝く砂漠の真ん中で、8人が優勝争いを繰り広げ、最後にドビツィオーソとマルケスが対決。ロッシが表彰台獲得。

開幕戦カタールGPの決勝レースは18日、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、昨年総合2位のアンドレア・ドビツィオーソが昨年10月の第17戦マレーシアGP以来、最高峰クラスで9勝目、キャリア通算18勝目を挙げ、最高峰クラスで初めてポイントリーダーとしてシーズンのスタートを切った。

気温21度、路面温度23度のドライコンディションの中、5番グリッドのドビツィオーソは、公式予選後、「タイヤを温存して、ラスト5ラップでアタックを仕掛ける」という発言を実行するように、グループ内で冷静に戦況を伺い、ラスト5ラップの1コーナーの手前でトップに躍り出ると、ポジションを堅守。最終ラップで仕掛けたマルク・マルケスに1度抜かれたが、直ぐに抜き返して当地初優勝。125ccクラスのタイトルを獲得した04年以来14年ぶりにシーズンのオープニングレースを制した。

ウォームアップ走行で今季初めて1番手に進出した2番グリッドのマルケスは、0.027秒差の2位で2年ぶりとなる緒戦表彰台を獲得。8番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、0.797秒差で2年連続の3位発進。ウォームアップ走行で今季初転倒を喫した4番グリッドのカル・クラッチローは、2.881秒差の4位に進出し、インディペンデントチームライダー勢の最高位でフィニッシュ。3番グリッドのダニロ・ペトルッチは、目標達成となるトップ5入り。

12番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、序盤に15番手まで後退したが、終盤にはトップグループに追いついて、6位まで挽回。最高峰クラスで通算200戦目を迎えた7番グリッドのダニ・ペドロサは7位。終盤までレースの主導権を握ったポールポジションのヨハン・ザルコは8位。11番グリッドのアンドレア・イアンノーネは9位。10番グリッドのジャック・ミラーは10位。

14番グリッドのフランコ・モルビデッリは、新人勢の最高位となる12位に進出。23番グリッドの中上貴晶は、スタートで最後尾に後退したが、24.554秒差の17位でフィニッシュ。

ウォームアップ走行で今季初転倒を喫した6番グリッドのアレックス・リンスは、トップグループで走行中の13ラップ目2コーナーで転倒。9番グリッドのホルヘ・ロレンソは、10番手走行中の13ラップ目4コーナーで転倒リタイアを喫した。

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