第2戦アルゼンチンGPのプレスカンファレンスは28日、アウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドのプレスカンファレンスルームで行われ、開幕戦でトップ6入りしたアンドレア・ドビツィオーソ、2位マルク・マルケス、3位カル・クラッチロー、4位アレックス・リンス、5位バレンティーノ・ロッシ、6位ダニロ・ペトルッチが出席。シーズン緒戦を振り返り、週末の抱負と期待を語った。
アンドレア・ドビツィオーソ
「(エアロダイナミックのデバイスに関連した問題でポイントが剥奪される可能性について)心配していなかった。最悪の場合は、あのパーツを使用できる機会がなくなってしまうということだけ。ウォームアップ走行で装着したけど、あまり多くの情報がなかった。通常は何かを搭載する際、多くの情報を所有する。あの時はあまり情報がなかったけど、優勝は優勝。グッドな週末で、週末を通じてバイクのフィーリングは良かった。レースは非常に遅く、ストレンジなレース展開となったけど、あれが戦略だった。上手く行ったことが嬉しい。」
「今年は昨年より戦闘的になりたい。昨年は苦戦した。アルゼンチンはストレンジなレース。コンディションを確認しなければいけない。タイヤ、走行ラインなどセットアップが難しいけど、現時点でチャンピオンシップの展開を見極めるには、あまりにも早すぎる。多くの挑戦者たちがいることから、何が起きてもおかしくないけど、アルゼンチンでシーズンの現実を確認できるだろう。ホンダはここで強い。ヤマハも戦闘的になるだろう。リザルトを獲得することが難しいけど、僕たちの目標は多くのポイントを稼ぐことだ。」
マルク・マルケス
「カタールは通常苦戦するから、良い形で始まった。アルゼンチンは僕のライディングスタイルに良く合うけど、週末を通じてコンディションを確認しよう。週末に集中し、100%を尽くそう。そして、日曜はトライする。ここでの僕たちのスピードは良いけど、何らかの理由で、ベストなリザルトを獲得するための最善の手段が見つかったことがない。昨年はとても、とても速かった。今年が楽しみ。」
「コンディションは決して分からないけど、全てのコンディションに対して準備が出来ていると感じる。全てのコンディションに対応できるように準備を整えよう。これが僕たちのメンタリティ。雨が降れば、ウェットタイヤを履き、ドライならば、スリックを履いて、表彰台争いに向けて、最善の手段を見つけよう。」
カル・クラッチロー
「カタールはホンダとLCR・ホンダ・カストロールにとってグレートな週末となった。エンジンに関して、僕たちは冬の間に素晴らしい仕事をした。パフォーマンスの向上を目指し、戦闘的になれた。すごく良い気分で帰国したけど、直ぐに次戦に向けて気持ちを切り替えた。昨年優勝したアルゼンチンに戻って来て、今週末に戦えることに興奮している。」
「好きなサーキットだと言えない。お気に入りではないけど、いつも上手く走れている。理由が分からないけど、ホンダは6コーナーの長いブレーキングゾーンでアドバンテージがある。」
アレックス・リンス
「カタールはポジティブなレースだったと思う。4位はナイス。ドビ、マルクと最初から最後までファイトしたのは初めてだけど、1コーナーのブレーキングで小さなミスを犯してしまい、クラッチローに抜かれてしまった。」
「昨年初めて表彰台を獲得した。コンディションを確認しなければいけないけど、それ以外はOK。僕は昨年よりも経験を積み、バイクはより速く、より強くなっている。表彰台、そして優勝争いに向けて全力でトライしよう。」
バレンティーノ・ロッシ
「カタールのレースは良かった。楽しんだ。特にペースはそれほど悪くなかった。バイクのグッドなフィーリングがあり、終盤は非常に強かった。プラクティスでは苦しみ、本当に良い感じがなかったから、元に戻す必要があり、そこから最善の手段で仕事に取り組まなければいけなかった。」
「アルゼンチンは特殊なレイアウト。特に路面と天候に注意しなければいけない。今年は昨年のように難しい天候になりそうだ。レースではドライになることを願う。」
「他車を追いかけたのは大変興味深かった。僕たちは望むような強さがないから、懸命に働かなければいけない。パッケージ全体を改良するために働く必要がある。」
ダニロ・ペトルッチ
「テストと週末はとても速かっただけに、レース後は落ち込んでしまったけど、大きなミスを つも犯してしまった。1つはフロントタイヤの選択。あのタイヤで本当に速さを感じていたけど、ペースがあまりにも遅かった。高速バトルでは快適だけど、抜いて、ポジションをキープすることが不可能だった。そして、スタートが悪く、1コーナーで11番手まで後退してしまった。ハードブレーキとポジション奪取が難しかった。」
「正直、このトラックが好きだけど、少し不運だったり、ちょっとしたミスを犯したりして、沢山のポイントを稼いだことが一度もない。目標は、ここいるライダーたちとファイトすること。トップ5に進出することだ。トップ6は良いけど、僕はもっと速くなりたい。明日、路面と天候をチェックしよう。ホンダとスズキは速いだろう。」
プレスカンファレンス
ロッシ「ドライになることを願う」
クラッチロー「好きじゃないけど、上手く走れる」
ペトルッチ「格闘技と食事なら僕はナンバーワンだ!」
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