決勝レース:バルダッサーリが序盤4戦で今季3勝目

多重クラッシュ後のリスタートで地元出身のナバーロとフェルナンデェスが初表彰台。長島が自己最高位を獲得。

第4戦スペインGPの決勝レースは5日、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、6番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリが2戦ぶり今季3勝目、2年連続の優勝を挙げた。

気温20度、路面温度40度のドライコンディションの中、スタート直後の1コーナーで4番グリッドから3番手に浮上したレミー・ガードナーの転倒が引き金となり、多重クラッシュが発生。赤旗が振られ、レース周回数が23ラップから15ラップに短縮。

ポールポジションのホルヘ・ナバーロは、0.359秒差の2位。3番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは、1.091秒差の3位。地元スペイン出身の2人が中量級で初表彰台を獲得した。

8番グリッドのトーマス・ルティは4位。10番グリッドのブラッド・ビンダーと12番グリッドのチャビ・ビエルゲは、今季の最高位となる5位と6位。

9番グリッドの長島哲太は、7.842秒差の7位。自己最高位を獲得すれば、13番グリッドのルカ・マリーニ、5番グリッドのニコロ・ブレガ、16番グリッドのイケル・レオクナがトップ10入り。

ウォームアップ走行で1番手だった2番グリッドのアレックス・マルケスは、マシン修復後にピットレーンからスタートして24位。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのバルダッサーリが総合3位から2位に浮上したルティに対して、アドバンテージを17ポイント差に広げた。

中量級は当地に延滞。7日にオフィシャルテストを実施する。

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