『FIM Enel MotoE™ World Cup(FIM エネル MotoE™ワールドカップ)』に2年連続して参戦するウィズユー・モータースポーツのブラッドリー・スミスは、滞在先のフランスから近況を報告。今年最初のオフィシャルテストを評価し、20年シーズンの目標を語った。
「ここ15年間、年間を通じて移動が多かったことから、1か所に長く滞在することは少し不思議な感じだけど、正しい理由だし、この新型コロナウイルスの問題を一刻も早く解決するために国の指示に従い、責任ある行動をしなければいけない。今は南フランスに滞在中。フランスは外出禁止だから、食料品の購入と薬局に行く以外に外に出れないけど、住んでいるところにはベランダがあるから、そこがジムの代わりとなり、この状況に立ち向かうことに役に立っている。」
「今年最初のテストはナイスだった。もう一度『MotoE』バイクに乗って改善と進化を確認した。ラップタイムは大きなサプライズ。ほぼ全員が1.5秒以内に接近したことから、昨年よりも接近戦となるだろう。参加者全員が1年間を通じて多くのことを学んだと思う。微調整次第で際立つことができたグレートなシーズンだった。まだ幾つか試すことがあり、進化を確認したい。僕たちはレースの準備が整っている。シーズンのスタートが待ち切れない。」
「課題は1ラップ。最終日はバイクのバランスが見つかり、手応えを得た。レースのペースは良いけど、このカテゴリーでは、公式予選の『E-Pole』が重要だ。今年は昨年よりもグリッドの戦闘力が高いことから、グッドなリザルトを獲得したければ、2列目までに進出しなければいけない。」
「現王者のマッテオ・フェラーリはとても良いプレシーズンのスタートを切り、リズムを刻んでいた。エリック・グラナドは昨年よりも一貫している。スペインで速く走れることは分かっていたけど、他のトラックでの経験を積んだ。チャビエル・シメオン、マイク・ディ・メッリオ、ニキ・トゥーリもライバルとして際立つ存在だ。」
「新加入組の中から1人を挙げるのは難しいけど、ドミニケ・エガーターは僅か3日間で上位に進出した。ジョルディ・トーレスに注目すべきかもしれない。1ラップはそうでもなかったけど、とても良いペースで走っていた。」
「目標はタイトル獲得。(他車の転倒に巻き込まれた)ミサノの第1レースを除いて上位に進出。数字上では最終戦まで可能性が残っていたけど、最後に優勝ができなかった。総合2位で終わったから、今年はタイトルが欲しい。」
アプリリアのテストライダーを兼ね、開幕戦カタールGPでは出場停止のアンドレア・イアンノーネの代役として参戦する予定だった29歳のイギリス人ライダーは、開催2年目に向けて3月10日から3日間、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催されたオフィシャルテストで67ラップを周回して総合4番手に進出していた。
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