エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSのアウグスト・フェルナンデェスは、12番グリッドから転倒リタイアを喫した開幕戦カタールGPの後、実家のスペイン・マヨルカ島に戻り、不要不急の外出が制限されている中で、自転車を利用したトレーニングを中心にフィジカルコンディションの維持に専念している。
「僕は大丈夫。今は家族と一緒に過ごし、できる限り最善の手段で暮らせるように心掛けている。少し難しくなり始めていることを否定しない。この奇妙な状況の中での救いは家族と一緒に居られることだけど、閉じこもっていることが一番辛い。僕たちの生活に没頭できる日が来るまで、今の生活を楽しまないと。辛抱強く、ポジティブになり、前に進もう。」
「外出に制限があることが大きな違い。グランプリの合間に習慣としている自転車に乗れないこと以外はそれほど変わらない。確かにフィジカルトレーナーと一緒にジムに行って、トレーニングができないけど、自宅で幾つかの機材やペットボルトを使用して、似たようなトレーニングを継続できるし、自転車用のローラー台を使用すれば、動きは真似できる。」
「確かにバイクを使用したトレーニングができず、そのことが寂しいけど、体調維持を目的としたトレーニングを日常化すれば、この困難な時期をより簡単に乗り越えられると思う。目標を持つことが大切。今はドイツを目指して準備を進めている。もし延期となれば、アッセンに切り替えるだけ。」
「オンラインを通じて、友人たちと一緒にビデオゲームを楽しむけど、格闘技系やシューティング系は全くダメだと気づいた。いつも負けてばっかりだけど、『MotoGP™19』やサッカーなら勝てる。」
「ソーシャルメディアで流行っているチャレンジごとはとても楽しい。その中で面白かったのは、トイレットペーパーを使用したリフティング。ちょっと練習してみたけど、トイレットペーパーがぐちゃぐちゃになってしまった!」
「カタールの転倒は本当に悔しかった。とても良いフィーリングを感じていたし、週末を通じてテストから重要なステップを果たしたことで、グッドなレースにする自信があった。バイクもチームも僕自身も準備が整っていたから、腹が立った。」
「今シーズンも予想通りに接戦となり、多くのミスは許されない。強力なタイトル候補者たちが多く、ダークホースが現れるだろう。ポテンシャルを見極めるには数戦が必要で、現実的な予測をするには時期尚早だけど、マリーニ、マルティン、ナバーロ、バスティアニーニ、ルティ、ガードナー、そしてポイントリーダーの長島。沢山の候補者たちがいる。彼らの中からチャンピオンが出るだろう。再開が楽しみ。チームと一緒にものごとが上手く行っているから、仕事を続けたい。」
レギュラー参戦1年目に3勝を挙げて総合5位に進出した22歳のスペイン人ライダーは、王者アレックス・マルケスの後任に指名され、新天地エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSからタイトル獲得に挑戦する。
初めてのアクセスですか?登録