モンスターエナジー・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシは、チームが運営するユーチューブ、フェイスブック、インスタグラムを通じて公開されたインタビューの中でトニ・エリアスとの関係を説明。06年シーズンに最高峰クラス6連覇を逃した敗因の1つを挙げた。
『Moto2™クラス』の初代王者でモトアメリカに参戦するエリアスは、スペイン国内で中継を展開する『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに答え、「毎年オースティンでバレンティーノに会うけど、まだ心の傷は癒やされていないから、許してくれない。ひどいことだけど、もう過ぎたこと。友人の関係に戻るときだけど、可能ではないようだ。決して許してくれないだろう」と、タイトル獲得を逃した理由が第16戦ポルトガルGPでエリアスが0.002秒差でロッシに競り勝ったことだと説明。
しかし、ロッシは開幕戦スペインGPの決勝レースで、スタート直後の1コーナーで発生した接触転倒が原因であることを明かした。
「トニがアメリカで走っていることから、向こう会う機会があった。ポジティブな瞬間で、僕たちの間には良好な関係がある。彼がポルトガルで僕に勝ったことに対して怒っているのではなく、スペインGPの1コーナーでノックアウトされたこと。当時、ヘレスがシーズンの開幕戦。ポイントを失ってしまい、もしかしたら、そこでチャンピオンシップを失ったかもしれない」と振り返った。
3列目9番グリッドからスタートしたロッシは、1コーナーで2列目6番グリッドのエリアスから追突を受けて転倒。レースに復帰して14位でチェッカーを受けたことから、2ポイントの獲得にとどまり、シーズンを通じて初めてポイントリーダーとして挑んだ最終戦バレンシアGPの転倒により、僅か5ポイント差で6連覇を逃していた。
開幕戦スペインGP『MotoGP™クラス』~フルレース
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