最高蜂クラスのプライベートテスト3日目、最終日は25日、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで実施され、ドゥカティ、スズキ、アプリリアが全日程を終了。オフィシャルタイヤサプライヤーのミシュランは、原則的外出禁止が発令される前に再舗装された路面を確認するために、参加メーカーの協力を得て、新しいアスファルトに関するデータを収集した。
アプリリアは、改訂された技術規則により、6月29日までに2020年と2021年に使用するエンジンの仕様を決定することから、2月にオフィシャルテストで課題に挙げていた信頼性を確認。テストライダーのロレンソォ・サバドーリは、市販車からプロトタイプマシンに乗り換え、アレイシ・エスパルガロとブラッドリー・スミスのテストプログラムをサポートした。
テスト2日目に38歳の誕生日を迎えたスズキのテストライダー、シルバン・ギュントーリは、開発の方向性を確認する目的で新旧のシャーシを比較。セットアップ、電子制御、タイヤのテストプログラムにも取り組んだ。
競技規則の変更により、今シーズンにワイルドカード参戦が見送られたドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロは、2月のセパン・インターナショナル・サーキットから始めたテストプログラムを継続させながら、電子制御の改善を行い、3日間合計で4.8レースの距離に相当する178ラップを周回した。
レギュラーライダー4人が集結したKTMは、2日目にテストを終了。ブラッド・ビンダー、ミゲール・オリベイラ、イケル・レクオナの契約更新が発表された。
第7戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは9月13日、第8戦エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGPは9月20日に当地ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催する。