フランスのプライベートチーム、テック3は、元ライダーで現チームマネージャーのエルベ・ポンチャラルが中心となり、1989年に設立。80年代に最高峰クラスに参戦していた平忠彦のスポンサー(資生堂TECH21)の語感を気に入り、設立メンバーの3人にちなみ、チーム名『Tech3(テック3)』として、1990年から『250ccクラス』への参戦を開始。
中量級参戦7年目、98戦目となった1996年10月の第14戦リオGPで1995年から起用するフランス人ライダー、オリビエ・ジャックが歴史的な初優勝を挙げた。
1999年にヤマハとのパートナーシップを提携すると、2000年にはジャックが3勝、中野真矢が5勝を挙げて、総合1位と2位を獲得。
参戦11年目の2001年、ヤマハのサテライトチームとして『500ccクラス』に初参戦。2002年から『MotoGP™クラス』に参戦すると、ジャック、中野、アレックス・バロス、マルコ・メランドリ、阿部典史、トニ・エリアス、ルベン・チャウズ、カルロス・チェカ、ジェームス・エリソン、シルバン・ギュントーリ、玉田誠、コーリン・エドワーズ、ジェームス・トースランド、ベン・スピーズ、カル・クラッチロー、アンドレア・ドビツィオーソ、ブラッドリー・スミス、ポル・エスパルガロ、ヨハン・ザルコ、ジョナス・フォルガー、ハフィス・シャーリンを起用。
2001年7月の第9戦ドイツGPで中野が初表彰台(3位)を獲得。2017年11月の最終戦バレンシアGPまでに10人が28度の表彰台を獲得。ドビツィオーソとカル・クラッチローが最多の6回。
2019年から3年契約を締結したKTMのサテライトチームとして参戦。1年目にシャーリンとミゲール・オリベイラ。2年目の今年はオリベイラとイケル・レクオナを起用。
最高峰クラス20年目、337戦目となった第6戦スティリアGPで最高峰2年目、21戦目となったオリベイラがKTMとチームのタイトルスポンサー、レッドブルのホームレースで初優勝を達成。
2010年から2019年まで参戦した『Moto2™クラス』で、高橋裕紀が唯一の優勝をもたらした初年度2010年7月の第7戦カタルーニャGP以来、10年ぶりとなる優勝、チーム通算15勝目を挙げた。
追い求めていた夢が実現したプライベートチーム
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