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2021-04-07
By motogp.com

「ダッシュボードが真っ黒に!」

ドゥカティ機を彷彿させるロケット発進を決めた後、突如ダッシュボードが消灯。

レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングミゲール・オリベイラは、第2戦ドーハGPの決勝レースで直前にフロントタイヤをソフトコンパウンドからミディアムコンパウンドに履き替え、4列目12番グリッドからスタートで4番手までジャンプアップ。

ファクトリーチームからのデビュー戦となった開幕戦カタールGPの11.457秒差の13位から8.928秒差の15位でフィニッシュして、総合13位から36ポイント差の15位に後退した。

「すごく良いスタートだったけど、周回毎にそうでなくなってしまった。方向転換で少し遅く、スタート後にダッシュボードが真っ黒になってしまったため、シフトのライトやマップ、タイヤインフォメーションといった情報が全く入手できなくなってしまったことから、カンターアタックを仕掛けることができなかった。純粋な感覚でレースをすることは本当に厳しかった。バイクから最大限のパフォーマンスを引き出すことに大きな問題があった。」

「省燃費モードで走っていたことが発覚した。だから、誰かを追いかけることは非常に困難だった。当然、レース中には、このモードで走っていることに気づかなかった。」

「単独走行となってしまった。レース中には何度もシフトを変更する。実際には、リミッターは電子制御が行う。非常にスムーズであることから、特定の瞬間にシフトが上がっているのか、下がっているのか分からない。カタールのようなトラックでは、ソフトライトを使用することが非常に重要だけど、感覚のままに走り続けた。ここで何度も周回を重ねたことから、同じポイントでシフトチャンジを試してみたけど、チームと一緒に確認したところ、一度も正確にシフトを変更したことはなかった。欲求不満だった。だから、ダッシュボードが必要なんだ!」

「スピードに応じてシフトをするということは、非常に科学的なこと。リミッターは電子制御であることから、ほとんど知ることはない。リミッターを押すと、回転数が変わるけど、あなたがバイクを走らせているのか、バイクが走っているのか分からない。1000分の2秒後にシフトすると、バイクは既に数メートルを走っていることから、かなり遅くなってしまう。」

「普通のスタート。練習通りのスタートだった。実際、0から100メートルはスタート練習の時と同じだったけど、ライトに対する反応は良かった。ステファン・ブラドルが隣りにいて、赤信号のときに彼のバイクが動き、僕も一緒に動いた。グループの真ん中にいて、どこにも行けず、スペースがない場合もあれば、上手く行く場合もある。今回のスタートはポジティブだった。」

「ウォームアップラン後、タイヤを使用できるかどうかを確認するために路面温度を監視していたけど、僕は根本的に失うものは何もなかった。フロントにソフトタイヤを装着すると、10ラップで消耗してしまうことは分かっていたから、ミディアムで走ることを決断した。それは上手く行った。ブレーキング時の安定感と純粋なブレーキングのパフォーマンスから見れば、最適なタイヤではない。かなり大きく振られてしまったけど、アンダーステアがないことから、このミディアムを選択した。」

「交換する時間は十分にあった。テストで試したとき、十分に良くなかったけど、限界にどれほど近いのか分からなかったから、解決策を探した。レース全体で使用するのは十分であると理解ために、このタイヤで適切な周回数を重ねたことから、使用を決断した。」

「ソフトタイヤを使用できないのは、組み合わせに起因する。トリプルクランプとフロントフォークシステムと共にフレームを見なければ、タイヤの消耗を確認することはできない。リアは、シャーシのねじれとスイングアームの組み合わせに起因することから、どれが原因だと判断することはできない。僕たちのバイクの純粋なキャラクターは、バイクを旋回させ、停止させるために、硬いフロントタイヤの使用が要求される。フロントに硬いタイヤを使用できる場合、通常僕たちは戦闘力がある。現時点でサスペンションなのか、フレームなのかを指摘することは難しい。」

「今回はスタートが良かった。これを維持したい。先週末のホルヘ・マルティンのようなレースをやった。彼もスタートが非常に良くて15位で終わった。この理論によれば、次戦では僕にとって非常に良くなることを意味する。彼は表彰台でフィニッシュしたから、ものごとをポジティブに考えることができる」とダッシュボードの問題とフロントタイヤを交換した理由を説明。昨年ポールポジションから独走優勝を挙げた次戦ポルトガルGPに向けて期待を語った。

第2戦ドーハGP『MotoGP™クラス』~オープニングスタート

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