レプソル・ホンダ・チームは13日、マルク・マルケスが10日にスペイン・バルセロナ市内の病院を訪れ、視力の検査を受けた結果、明らかな回復が確認され、バイクを使用するトレーニングの許可が下ったことから、出身地セルベイラ近郊のモトクロストラックでバイクに乗ったことを発表した。
昨年10月30日、通常のトレーニングとして取り入れているオフロードトレーニング中に転倒を喫して頭部を強打。大事を取って第17戦アルガルヴェGPを欠場し自宅で休養していたが、体調が悪化し、視力に問題が生じたことから、11月8日に9年前の2012年1月に同じ症状を回復するために手術を受けたバルセロナ市内の病院で診察を受け、右上斜筋の関与を伴う第4右神経の麻痺が原因の複視(1つのものが二重に見える症状)を確認。定期的な管理による保守的な治療が選択され、最終戦バレンシアGPとオフィシャルテストを欠場。
12月22日、過去の手術と今回の診察を担当するベルナト・サンチェス・ダルマウ眼科医から良好な回復を確認。保守的な治療を継続することになったが、レギュラー参戦15年目となる来季に向けたフィジカルトレーニングの計画に関しては、妨げることではないことも確認され、クリスマス前からトレーニングを再開。
当初、1月14日にオンラインで開催される本田技研のモータースポーツ参戦体制発表に、複視からの回復とシーズンに向けた準備に注力することから欠席を予定していたが、ポル・エスパルガロ、アレックス・マルケス、中上貴晶、小椋藍、ソムキアット・チャントラ、マリオ・アジ、古里太陽らと共にメディア対応に出席する。
次のステップは、レーストラックでのトレーニング。
プレミアクラスは、2月5日から3日間、マレーシアGPの開催地セパン・インターナショナル・サーキットで今年最初のオフィシャルテストが予定され、2月8日にはレプソル・ホンダ・チームのチーム発表会が計画されている。
With improvements to the diplopia, and after a consultation with his doctor, @marcmarquez93 was given the OK to get back on a bike.
— Repsol Honda Team (@HRC_MotoGP) January 13, 2022
After several runs on the motocross track, his feelings and sensation on the bike were more than optimistic.
Full details: https://t.co/mRJklT1nPc pic.twitter.com/318QM2IvHm
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