『FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』は7日、ヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで3日間のテスト2日目を実施。『スーパーバイク世界選手権』の2連戦、開幕戦オーストラリア大会と第2戦インドネシア大会に参戦したエリック・グラナドがテストを開始すると、最初のセッションでは11番手だったが、2度目、3度目、4度目のセッションで連続1番手に進出。
昨年の開幕戦スペイン大会で連続優勝を挙げたトラックで、ホンダ『CBR1000 RR-R』からドゥカティの電動二輪車『V21L』に乗り換えて最多の30ラップを周回すると、2021年の開幕戦スペイン大会決勝レースで自身が記録したオールタイムラップレコード(1分47秒473)を非公式ながら0.420秒更新する1分47秒053を刻んだ。
最初と2度目のセッションは、雨の影響を受けたウェットコンディションだったが、3度目はトラックの一部が濡れたドライコンディション。マッティア・カサデイは最終コーナーで転倒を喫したが、4度目のセッションはドライコンディションとなり、全車両がスリックタイヤを装着すると、トップ10が1分47秒台に進出。
『スーパースポーツ世界選手権』にレギュラーライダーとしてデビューしたニコラス・スピネッリとアンドレア・マントヴァーニも合流して、ヤマハ『YZR R6』から乗り換え。阿部真生騎のチームメイトであり、開幕戦オーストラリア大会のレース1で2位を獲得したスピネッリは電動二輪車初試乗だったが、総合3番手に進出。レギュラーライダーに復帰したマントヴァーニは、9コーナーと10コーナーの間で転倒を喫したことが影響して総合15番手。
初日総合2番手のマッテオ・フェラーリは0.257秒差の総合2番手を維持。2019年に『スーパースポーツ世界選手権』でタイトルを獲得したランディ・クルメンナッハは、スピネッリ、カサデイに続いて2日間連続の総合5番手。
初日に25ラップを周回して総合13番手だった大久保光は、最多の30ラップを周回すると、トップタイムから0.473秒差の総合6位に浮上した。
明日3日目、最終日も10時00分、12時15分、14時30分、16時45分から各15分間のセッションが計画されている。
Fin de la 2ª jornada de test #MotoE. El brasileño Eric Granado ha sido el más rápido de la jornada con el 1.47.053 establecido en la última manga, seguido de Matteo Ferrari con 1.47.310 y Nicolas Spinelli (1.47.478). El mejor español en el día de hoy fue Jordi Torres pic.twitter.com/rCkV48T5bA
— Circuito de Jerez-Ángel Nieto (@circuitodejerez) March 7, 2023