アプリリア・レーシングの最高経営責任者マッシモ・リボラは、第6戦カタルーニャGPフリープラクティス2の際に国際中継のインタビューに応え、今シーズンをもってフルエントリーライダーから引退することを発表したアレイシ・エスパルガロの後任に関して、イタリア人ライダーの起用を希望していることを明言した。
「確かに今では多くのマネージャーやライダーと話しを始めることができます。市場は非常に興味深いものになり、多くの良い機会があると思います。最終的にイタリア人がイタリアのバイクに乗れるかどうか見てみましょう。良い機会があると思います。明らかにアレイシの代わりを務めるには、誰にとっても簡単ではありませんが、加入するライダーは誰であれ、非常にハングリーである必要があります」と本格的な交渉が始まることを宣言。
アプリリア・レーシングは、マーベリック・ビニャーレス、ミゲール・オリベイラ、ラウール・フェルナンデェスとの間で、2024年末までの2年契約を結んでいることから、契約を更新する場合には、交渉が必要となるが、一方でマッシモ・リボラは今年1月にアメリカで開催されたトラックハウス・レーシングのチーム発表会の際に、エネア・バスティアニーニの起用に関心があることを示唆。
今季プレミアクラスにエントリーするイタリア人は、フランチェスコ・バグナイア、エネア・バスティアニーニ、マルコ・ベツェッキ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、フランコ・モルビデリ、ルカ・マリーニの6人。
フランチェスコ・バグナイアは3月にドゥカティ・コルセとの間で2025年からの2年契約を締結し、ルカ・マリーニは昨年11月にHRCとの間で2024年からの2年契約を結んだことから、アプリリアが起用する可能性があるのは4人。エネア・バスティアニーニはドゥカティ・コルセと契約を延長するかどうか注目が集まっている。