『FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』の第5戦オランダ大会は、今週末に2021年から4年連続の舞台に指名されたTT・サーキット・アッセンで開催。6月28日にプラクティスと公式予選、6月29日に2レースを実施する。
4週間前にアウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロで開催された前戦イタリア大会で2位と1位を獲得したマッティア・カサデイがポイントリーダーに再浮上。昨年4位と3位を獲得した伝統のトラックで、2年連続のタイトル奪取を目指し、後半戦のスタートダッシュを狙いたいところ。先週末にアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで開催された『Moto2™欧州選手権』では6番グリッドから6位と5位だった。
飛躍のシーズンとなっている参戦3年目の総合2位ケビン・ザンノーニは、前戦で1位と4位。ポイントリーダーから総合2位に後退したが、ギャップは6ポイント差。第2戦フランス大会から右肩上がりにパフォーマンスとリザルトが向上している参戦2年目の総合6位アレッサンドロ・ザッコーネは前戦で初のポールポジションと自己最高位の2位を獲得して、総合6位に浮上。前戦で苦戦した参戦1年目の総合3位オスカル・グティエレス、参戦2年目の総合4位ニコラス・スピネッリらと共に優勝、表彰台を目指す。
注目は昨年連続2位を獲得した総合11位ジョルディ・トーレスと連続優勝を果たした総合9位マッテオ・フェラーリ、2年前と3年前に優勝を挙げた総合7位エリック・グラナドのベテラン勢。
そして、『ウィメンズ世界選手権』にも参戦するマリア・エレーラ。2週間前にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催された開幕戦でダブルウィンを達成し、歴史的な勝利を挙げた勢いに乗ってアッセン入り。
前戦のレース1で転倒したルーカス・トゥロビッチは首と肺の打撲、両側気胸(肺の小さな裂傷)、脳震盪を負ったが、翌日に退院。参戦に向けて、開催前日の木曜日にメディカルセンターでメディカルチェックを受ける予定。
タイムスケジュール
6月28日(金)
08時30分(15時30分): プラクティス1(15分間)
12時40分(19時40分): プラクティス2(15分間)
17時05分(24時05分): 公式予選1(10分間)
17時25分(24時25分): 公式予選2(10分間)
6月29日(土)
12時15分(19時15分): レース1(7ラップ)
16時10分(23時10分): レース2(7ラップ)