『FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』の第6戦ドイツ大会、レース1とレース2(ともに周回数10ラップ)は6日、ザクセンリンクで行われ、総合4位エクトル・ガルソが連続優勝を挙げた。
レース1
気温28度、路面温度41度のドライコンディションの中、6番グリッドのエリック・グラナドがスタート直後の1コーナーでワイドになって戻ってきた2番グリッドのオスカル・グティエレスとの接触を回避しようとして、2コーナーで転倒したことから赤旗中断。
周回数が10ラップから5ラップに短縮されたリスタートは、4番グリッドのエクトル・ガルソがアレッサンドロ・ザッコーネの追走を振り切って、前戦オランダ大会のレース1に続き今季2勝目。ポールポジションのアレッサンドロ・ザッコーネは0.408秒差の2位。今季3度目の表彰台を獲得すれば、3番グリッドのニコラス・スピネッリは1.563秒差の3位に入り、今季4度目の表彰台。
オスカル・グティエレスはジャンプスタートを犯したことからダブルロングラップペナルティが科せられ、最初のロングラップペナルティで転倒を喫したことからリタイア。
レース1フルセッション:
レース2
気温18度、路面温度24度。スタート直前に雨が降ったことから90分遅れで始まり、エクトル・ガルソが1ラップ目からレースをリード。ウェットコンディションの中、安定した速さで連続優勝を果たすと、ニコラス・スピネッリはトップを追走して3.485秒差の2位。
レース1で5位だった5番グリッドのジョルディ・トーレスは、オスカル・グティエレスとのバトルに競り勝って今季2度目の3位を獲得。レース1で転倒したエリック・グラナドは頭部を打ったことから欠場した。
レース2フルセッション:
チャンピオンシップ
ポイントリーダーから11ポイント差だった総合5位エクトル・ガルソは、キャリア初のダブルウィンを達成して50ポイントを稼ぎ、初めて総合1位に浮上。
連続9位だったポイントリーダーのマッティア・カサデイは、25ポイント差の総合2位に後退。総合3位オスカル・グティエレスは3ポイント差から29ポイント差。総合2位ケビン・ザンノーニは2ポイント差から32ポイント差、総合5位アレッサンドロ・ザッコーネは41ポイント差から49ポイント差にギャップが広がった。
シーズン7戦目
次戦の第7戦オーストリア大会は、6週間後の8月16日と17日にレッドブルリンクで開催。