『MotoE™』~デロルトと包括的な持続可能の道を歩む

開催初年度からデーターアクイジションパートナーとして、二輪電動モビリティのソリューションを開発

イタリア・ロンバルディアに拠点を構える『Dell’Orto(デロルト)』は、『FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』の前身である『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』が初開催された初年度の2019年からデーターアクイジションパートナーとして、データロガーシステム、慣性測定ユニット、タイヤプレッシャーモニタリングシステムといったデータを収集管理するキットを供給。

革新的なカテゴリーに特有の技術ソリューションを提供しながら、企業の戦略計画の一部である二輪電動モビリティのソリューションを開発。レース経験を活かして電動推進ソリューションと取り外し可能な充電式バッテリーを並行して開発し、2022年に生産を開始すると、『MotoGP™』 パドックで使用する電動スクーターの一部に装備。

デロルトのデータは、レースディレクションやテレビ制作にリアルタイムで情報を送信できる収集システムが含まれ、2023年からエレクトリックバイクを供給するドゥカティのプロジェクトをサポートすると共に、チームのデータ分析システムの均一性を保証。

ドゥカティのエレクトリックバイク『V21L』はリアブレーキがなく、センサーからの信号が電気ブレーキの指令に使用されるため、リアブレーキ圧力センサーが重要な役割を果たしている。

第5戦オランダ大会では、タイヤプレッシャーモニタリングシステムをアップデート。チェック技術を簡素化する自動化システムにより、メーカー、チーム、主催者にとって便利な新機能となっただけでなく、特別に開発されたこの機能は後に『MotoGP™』で採用されるソリューションとなった。

環境の持続可能性の問題に対する360度のアプローチを展開するデロルトは、『Moto3™』の開催初年度となった2012年からエクスクルーシブサプライヤーとして、全車両にエレクトロニックコントロールユニットを供給。レースと生産で得た経験を活かし、今シーズン導入された最低40%非化石燃料への移行をサポート。この進歩は2027年に100%非化石燃料へ移行する際の基礎を築き、カーボンニュートラルへの移行に向けた道筋を描くことが期待されている。

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